第7話
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せ」
勝家「私は、柴田権六勝家。通称は壬月という」
竜司「これはどうも。改めて三上竜司。先程の無礼。失礼した」
以後壬月と表記「そう警戒せんでいい。今日はもう、抜き打ちで襲う真似はせん」
竜司「今日は…ね。久遠の夫となったことで俺の力にまだ信用してないと見えるな…。もしかしたら模擬戦もありえる…か?」
壬月「状況次第ではあるだろうな」
竜司「まぁ…それは構わないがな…」
壬月「ははっ分かればいい」
警戒心を解いて、納刀する。
すると、先程まで鬼を氷漬けにしていたが、徐々に砕かれ、そのまま鬼と共に消えていった。
壬月「ほう…あの獰猛な鬼二匹を一瞬で凍らせて、身も残らず打ち砕いたか…」
以後麦穂「あの様な力…見たことがありません。竜司様は御家流を取得なさっているのですか?」
竜司「御家流…ねぇ。遠からずも近からず…。別にあれだけって訳じゃないけど…まぁ一撃必殺の奥義ではあるかな」
麦穂「しかし…あの人を喰らう妖…鬼をたった一撃で葬るとは…」
竜司「そのための力だからな。だから別に久遠や織田家をどうこうする理由なんて俺には皆無だ」
麦穂「なるほど…」
竜司「それより、さっき俺があの鬼を相手にしている時、あんたら俺のことずっと見てたな?」
壬月「うむ。貴様の力を推し量るために、隠れて検分しておった」
竜司「やれやれ…そんなこったろうと思った」
壬月「まぁそうぼやくな。貴様ほどの腕ならば、助けなど不要であろうに」
竜司「さて…ね。俺だって何かの拍子に油断することだってある」
壬月「抜かせ。それでも撃退してみせたのだ。しかも2度も。これほどの破壊力を持ってだ。…それほどの腕前と力…どこで手に入れた?」
竜司「俺がある者から、鬼を駆逐するよう依頼されたのは知っているな」
壬月「あぁ…」
竜司「元々俺は剣術の心得はあった。と言っても我流のものだが…」
壬月「ほぅ…あの動きを我流で身につけたというのか貴様は…」
竜司「まぁ…そうせざるを得なかったからな。そしてある時、ある者が現れた。そのある者っていうのが、俺をこの世界に飛ばしたやつだ」
壬月「意味がわからんな。その者は妖術師か何かなのか?」
竜司「いや…神様だよ」
壬月「なに…!?」
竜司「その者の名はゼウス。おそらくこの世界じゃデウスって神の信仰の深い仏教徒が堺かどこかにいるはずだよな?」
麦穂「えぇ。実際諸侯の中でも神を信仰する者も多く存在します。その神の名、【でうす】も聞き覚えがあります」
竜司「俺はその神の元で修行に修行を重ね、今の力をつけた」
壬月「なるほどな…まさか本当に天の御使いだったとはな…」
竜司「信
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