暁 〜小説投稿サイト〜
バカとテストと学園都市
第6話〜バカとFクラスと戦争準備〜
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土屋「大変だ!!」

坂本「どうした?
Sクラスに何かあったのか?」

土屋「・・いや、Sクラスは戦争の申込を快く快諾してくれたのだが・・・・吉井が・・・」

土屋は俯きながら悔しそうに震えていた

姫路「まさかっ・・・・
明久君の身に何かあったんですか?」

そう心配している姫路さんを慰めようと島田が寄り添った
それ以外のFクラスの生徒の顔は心配というよりはむしろ、嬉しそうな顔であった

姫路さんと島田の様子やFクラスの様子を見た土屋は何かを訴えようとオロオロしていた

土屋「・・・・い、いや
そうではなく」

坂本「まさかっ・・・
思った以上にひどい虐待を受けて病院送りになってしまうほどひどいケガだったのか!!」

坂本の顔はさらに嬉しそうな顔になり、もはや戦争の事など頭の中にはなく吉井の不幸のみしか頭の中になかった

土屋「いや、だからそうではな「ただいまー」
 
土屋が言いかけたところで吉井がFクラスのドアを開けて入ってきた
その姿には一切のキズはなく、誰が見てもピンピンとしていた

吉井がドアを開けた瞬間Fクラスは騒ぎ始めた
一部はなぜか異端者審問会の準備をしていた

坂本「なん・・・・・だと・・・・・
無傷で帰って来ただと・・・・・」

坂本は今までにない事態に驚愕していた
そして、奇跡が起こった、そんなバナナ、Sクラスに寝返ったのかも知れんぞ、となどFクラスは騒がしかった

吉井「みんな、お化けを見るような顔でいったいどうしたのさ?
このとおり、僕は死んでないしピンピンしてるよ!」

皆の目の前で何もされてないアピールで1ターンして見せた
それがFクラスを煽る行為だとも気付かずに・・

坂本「総員、突撃準備・・・」

坂本の合図にFクラスは静まり、代わりに皆がカッターや鈍器を持ち始めた

坂本「かかれぇぇぇーーーーー」

吉井「ちょ・・ぎゃあぁぁぁぁーーーーー」


吉井は相手のクラスでぼこられなかった分、自分のクラスでぼこられた・・・


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