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転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0532話
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ての通りブラックホールエンジン、トロニウム・エンジン、時流エンジンの3つが使われているわ。でも今回の戦闘ではその真骨頂でもあるトロニウム・エンジンのフルドライブまで達しなかったのよ」

 そう言われて、確かにあの戦闘ではずっと一定の出力で戦っていたのを思い出す。機体の出力が上がれば、当然それは操縦している俺にも分かる筈だ。しかもT-LINKフレームを使っているのだから余計に。

「そうなると、やっぱりトロニウム・エンジンに関しては難しいな」
「そうね。その辺については徐々に慣れていくしかないわ。それ以外は総じて問題無し。さっき言われたツイン・ドライブについてだけね」
「分かった。一応整備をしておいてくれ」
「ええ。……ん? あら、ちょっと待ってアクセル」

 ニーズヘッグに関しては任せて、休憩でもしようと格納庫の入り口へと向かったその時、唐突に背中にレモンが声を掛けてくる。

「どうした?」
「ローズのお嬢ちゃんから連絡が入っているみたいよ。量産型Wから通信が来てるわ」
「……ミツコから? 分かった。すぐに出る」

 レモンへと返事をし、近くにある通信装置へと向かう。
 ゲートの効果によって、ホワイトスターにいても他の世界と通信が出来るのは便利だよな。
 そんな風に思いながら通信を繋げる。

「俺だ、アクセルだ」
『やっと繋がりましたわね。……随分待たされましたのよ?』
「そう言われてもな。こっちもこっちで色々とやる事があるんだよ」

 いつものように余裕のある笑みを浮かべているミツコだが……いや、違うな。これは本当に機嫌がいい、のか?
 何となく、本当に何となくだがそんな雰囲気が漂っている。
 親密度で言えばそれ程高くない俺に感じ取らせる程に上機嫌だとなると、何か余程の事があったのだろう。

「どうしたんだ? 随分と上機嫌そうだが」
『あら、分かりますか? 実はアクセルに……と言うよりも、シャドウミラーに対していい報告がありますの』
「いい報告?」
『ええ。以前修羅の件でお約束していたシロガネがようやくそちらにお渡し出来る状態になりましたの。明日以降であればいつでも引き取りに来てくれても結構ですわ』
「……なるほど。確かにそれはいい報告だな。早速明日にでも引き取りに行かせて貰おうか」
『ですがその前に……シロガネをシャドウミラーに対して提供する時に言ったこちらの提案についてです』

 そう言えばそんな事を言っていたな。そもそも今回のシロガネの提供に関してはベトナムで修羅に占領されたバッテリー工場を解放した報酬とも言えるべき物だ。スペースノア級としてのシロガネの価値を考えれば破格と言ってもいい。そうである以上何らかの条件が付けられるのは当然と言えば当然だが。幸いなのは鵬法璽の契約でこちらに対
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