暁 〜小説投稿サイト〜
伝説となった狩人達
二人目
LIVING DEAD
九話

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な…なんだ……あれは…





二人とも言葉にならんかった。

そらそうやろな…



お父さんは、炎王の攻撃を一回も避ける事はなかった。






あれで人間が動けるもんなのか?






お父さんはもう瀕死くらいの状況なんやろう。


それでも平気な顔して…
炎王の頭だけ、ひたすら斬り刻む。



すると…
血が霧のようにお父さんを囲み……

刀の太刀筋が見えなくなった。






こ…これは…気刃の…
昔話の中の技だろ…





ああ……間違いねえ…
す…すげえ…





ウオオオオオォォン…





やがて…
炎王龍の動きが止み…

朧火は…
その炎を消した。

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