『"Cannibal Candy"』
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「なんなのアイツ!」
一方そのころ、シャルも女子寮にてもやもやしていた。
幼いころのシャルは、いわゆる「箱入り娘」という奴であった。好意を寄せられることはあっても、それは人形に対する愛情の様なもの。装飾品として扱われているようなものだ。寄せられる言葉は飾りきったもので、嫌悪感すら抱く。
だが――――クロス・スズガモリの言葉は、ストレートすぎた。一切の飾り気のない、純粋な愛情表現。もっとも、シャルもあれが本気だとは思ってはいない。冗談の一つだったのだろうが、それでも免疫がないシャルを狼狽させるには十分だった。
「何なのよ、本当……」
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