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こんな私(俺)の物語
第十五話 聖剣ですか神父再来ですか
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線も、今の俺にとっては隔てるものでしかない。最強にして最高の壁だ。

「そう・・・ありがとう、紫ちゃん」

「ええ、今はゆっくり体を休めなさい」

俺の治癒術は、傷は治せても体力の回復まではできない。時間を巻き戻せば、回復できるだろうが、この回復は本人に負担がかかる。何事も美味しい話はないということだ。

「何か食べたいものはあるかしら?でも、軽いものにしておきなさい」

「うん。ありがとう。今はいいわ」

「そう」

再び、静寂が包む。時刻的には夕方ぐらいだ。一応、ゼノヴィアと木場はあの場から逃げることはできたらしい。電話かけたからわかる。
イリナは、暫く籃に鍛えさせようと思っている。何より不味いのは、イリナに『神の不在』を知られることだから、軟禁といえばそうかもしれない。まあ、一石二鳥と思えばいいや。未来の+αよ、頑張れ。
境界線を越えることは、並大抵のことではない。俺と少しではあるが能力が使える籃なら越えられるだろうが、基本は無理だろう。考え方によっては、この世界と異世界の間にも境界線はある。俺、異世界に行けるんじゃね?

幽々子は、そろそろ実戦を体験させてもいいかな?本当はやめてほしいが、譲らないんだもん。いざというときはすぐに逃げるという条件付きで、やってもいいことにした。まあ、多分相手がいなくって不戦になるだろうけど。頼むから傷つかないでください。多分俺の理性が消し飛ぶ。傷つけた奴を全力で殺りにいく。

籃は・・・・・・まあ、天狐だからいいだろ。天狐ってのは千年以上生きた善狐がなる種族だから、一応実践経験はあるとのこと。因みに、千里眼、神通力も使えるらしい。(もみじ)いらず。
何気にハイスペックな籃しゃまであった。神力もあると。なんか悔しい。

豆知識
空狐とは、三千年以上生きた善狐である。なのに、何故か天狐の方が強いらしい。老いなのか?


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深夜、イリナの部屋にさらに結界を張って、俺達家族も寝ていたのだが、なんか変な、というより、それと一緒にいるキチガイの気配を感じて、俺は起きた。さらに集中すると、堕天使の気配も感じれた。もしかして、コカビエルか?一誠の家の近くにいるらしい。行くか。
そうして俺は、スキマを開いた。


    少女(?)移動中・・・・・・


「やっほー、イッセー君、アーシアたん。ご機嫌麗しいねぇ。元気にしてた?あらら、もしかしてナニしてた?それはゴメンね。空気読めないのがウリなの、で、あんさんもいたんスか?」

あれまー、一応一誠たちが出てくる前には既にいたのだが。今に
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