第十五話 聖剣ですか神父再来ですか
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よ」
一誠!後は任せた!
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Said兵藤一誠
「・・・・・・エクスカリバー破壊ってあなたたちね」
今現在。俺と子猫ちゃん、匙は近くの公園の噴水の前で正座させられていた。大変機嫌がよろしくない表情をする部長。
「サジ。あなたはこんなにも勝手なことをしていたのですね?本当に困った子です」
「あぅぅ・・・。す、すみません、会長・・・」
会長の方も冷たい表情で匙に詰め寄っていた。大丈夫か?匙。顔、真っ青だよ。どんだけ怖いんだ?
「祐斗と紫はそのバルパーを追っていったのね?」
「はい。ゼノヴィアとイリナも一緒だと思います。・・・な、何かあったら連絡をよこしてくれるとは思うのですが・・・」
「紫はともかく、復讐の権化と化した祐斗が悠長に電話をよこすかしら」
紫さん。逃げましたね!絶対逃げた!
「子猫」
「・・・はい」
「どうして、こんなことを?」
「・・・祐斗先輩がいなくなるのは嫌です・・・」
「・・・・・・過ぎたことをあれこれ言うのもね。ただ、あなたたちがやったことは大きく見れば悪魔の世界に影響を与えるかもしれなかったのよ?それはわかるわね?」
「はい」「・・・はい」
俺と子猫ちゃんは頷いた。正直、スケールなんてものはわからなかったが。部長と俺とでは、想像する規模が違いすぎる。
「すみません、部長」「・・・ご免なさい、部長」
俺と子猫ちゃんは深々と頭を下げる。これで許してもらえるとは思っていないけど、頭を下げずにはいられなかった。本当に申し訳ございませんでした。部長。
ベシッ! ベシッ!
隣から、叩かれる音が聞こえてきた。見てみたら、匙が会長に尻を叩かれていた!おおっ、なんという姿だ、匙よ!
「あなたには反省が必要ですね」
「うわぁぁぁぁぁん!ご免なさいご免なさい!会長、許してくださぁぁぁぁい!」
「ダメです。お尻を千叩きです」
ベシッ! ベシッ!
会長の手には魔力がこもっている。あれ手で千叩きとは、高校生にもなってそれはキツい。
「コラ、イッセー。余所見しない」
「は、はい!」
「使い魔を祐斗と紫の探索に出させたから、発見しだい、部員全員で迎えに行きましょう。それからのことはそのときに決めるわ。いいわね?」
『はい』
部長の言葉に俺と子猫ちゃんは返事をした。
ぎゅっ
部長が俺と子猫ちゃんを引き寄せ、抱き締めた。部長の温もりが伝わってくる。
「・・・バカな子たちね。本当に、心配ばかりかけて
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