第十五話 聖剣ですか神父再来ですか
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五人がかりで倒した瞬間、満足な相手はいなくなるってことでございますよ!いいんかい?俺を倒したら満足できる聖剣バトルはなくなるぜ?」
めんどくさいな。コイツ。と、その時、この場に第三者の声が響いた。
「ほう、『魔剣創造』か?使い手の技量次第では無類の力を発揮する神器だ」
「・・・・・・バルパーのじいさんか」
初老のジジイがいた。コイツがバルパー・ガリレイか。
「・・・・・・バルパー・ガリレイッ!」
「いかにも」
木場が憎々しげにジジイを睨む。
「フリード。何をしている」
「じいさん!このわけのわからねぇトカゲ君のベロが邪魔で逃げられねぇんスよ!」
「ふん。聖剣の使い方がまだ十分ではないか。お前に渡した『因子』をもっと有効活用してくれたまえ。そのために私は研究していたのだからね。体に流れる聖なる因子をできるだけ聖剣の刀身に込めろ。そうすれば自ずと斬れ味は増す」
「ヘイヘイ!こうか!そらよ!」
ブシュッ!
という音と共に、舌が斬れる。
「逃げさせてもらうぜ!次に会うときこそ、最高のバトルだ!」
そんな台詞を吐きながら逃走しようとするキチガイとジジイ。しかし、そこに攻撃を加えるものがいた。
「逃がさん!」
ゼノヴィアだ。お前、狙って来たわけじゃないよな?
「やっほ。イッセー君、紫ちゃん」
「イリナ」
紫藤イリナさんもいますか。
「フリード・セルゼン、バルパー・ガリレイ。反逆の徒め。神の名の元、断罪してくれる!」
「はっ!俺の前で憎ったらしい神の名を出すんじゃねぇや!このビッチが!バルパーのじいさん!撤退だ!コカビエルの旦那に報告しにいくぜ!」
「致し方あるまい」
「あばよ、教会と悪魔の連合どもが!」
フリードが懐から丸いボールのようなものを取り出し、地面に叩き付けた。瞬間、凄まじい光が、俺達の視力を一時的に奪った。ちっ、閃光玉か。煙玉ならまだ何とかなったのになぁ。遮光結界で即席サングラスでも創るか。
「追うぞ、イリナ」
「うん!」
「僕も追わせてもらおう!逃がすか、バルパー・ガリレイ!」
ゼノヴィアとイリナがその場を駆け出し、木場が二人の後を追う。
「念のため、私も行くわ。返り討ちにあって殺される、なんてことにならないように、ね」
俺もスキマを開いて別空間から一緒に行く。
「お、おい!木場!紫さん!ッたく!何なんだよ!」
なんでだって?後ろ後ろ。
「力の流れが不規則になっていると思ったら・・・・・・」
「これは、困ったものね」
うん。正直、あの二人に関わるのがめんどいから俺はついていったんだ。
「イッセー、どういうこと?説明してもらうわ
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