第二十九・五話 夜の里にて
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って死ねたならここまで兄の死に囚われなかっただろう。
実際には違うが反逆者バッシュの仲間として扱われ、帝国に拷問され、廃人のようになって帰ってきた。
そして一年後・・・レックスは亡くなった。
ヴァンはその理不尽から逃げたかったのだ。
レックスが死んで数日後に東ダルマスカ砂漠に魔物狩りに行ったのも無力な自分が許せなかったからだ。
「でも、もうやめる。逃げるのはやめる。ちゃんと目標みつけたいんだ。オレの未来をどうするかその答え。アーシェと行けばみつかると思う」
「みつかるかな・・・」
「みつけるよ」
そう言うと二人は夜空を眺めた。
ヴァンは過去を受け入れ、前に進もうと決めた。
アーシェは過去だけを見ずに未来もみようと考えた。
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