眠れる騎士の目覚め
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かったのがアスナだからな。それに俺はスリーピングナイツの面々との面識はユウキとアスナしかない。ユウキはユウキでプレイヤーじゃなくなった影響からフレンドリスト自体が消えた。故に連絡係としてアスナを呼んだんだ」
そう言うとアスナは納得したように頷き、笑顔を見せた
「わかった。じゃあ、シウネーさんたち、スリーピングナイツの皆には私から伝えておくね。時間と場所はどうしようか?」
「時間は……そうだな。明日の午後一時。場所はアスナとキリトの愛の巣でどうだ?」
「あっ!?」
相変わらず、未だに初な反応を見せてくれるアスナに内面苦笑しつつ、拍手を打って正気に戻す
「そ、それじゃ、私は行くね! また明日!」
「……相変わらずの耐性の無さだな」
ログアウトしていったアスナを見送る
アスナが消えた辺りを見つめているとユウキが俺の頬に抱き着いてきた
「どうした?」
「……ありがとう、リン。おかげでみんなと、もっと長く笑っていられるよ」
まじりっけのない笑顔に俺は軽く笑みを浮かべる。本当に守りたかったこの笑顔を守れたから
「ただ、まあ……残念なことが一つあるけどね」
「ん?」
頭の中で過去の会話での情報を整理するが、ユウキのいう“残念なこと“は思いつかない
軽く首を捻っていると、ユウキは頬を染めながら……
「リンの子供が産めなかったなぁ、と思ってね」
……爆弾を落とした
いや、本当にアスナがこの場にいなくて助かった。彼女なら羞恥のあまり剣を抜きかねない
「……何段階か飛躍しすぎじゃないか?」
「そうかな?だって行為そのものはここでもできるよね」
「……できるだろうが、もう少し羞恥を持ってくれ」
やはり、少し教育しなければならないかも知れない
さすがに世間知らずすぎるだろう
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