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とある科学の煉獄魔王
一部
第5話
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丈夫だと思います」

「でも学校は? 出席日数とか大丈夫なのか?」

どのくらい捕まってたか聞くわけにもいかんしな

やはり遠回しに聞くのが一番だな

「私が通ってた学校はテストさえ良ければ、進級出来ますから、休んでた期間を考えても大丈夫かと思います」

「じゃあ、だいたい大丈夫かな。 特に問題もないみたいだし。 俺はもう帰るよ」

そう言ってベットから降りようとすると翼が腕をがっしりと掴んできた

まだ何か問題あったかな?

「ずっとここに居てください! 一人だと怖いんです。」

とても怯えた目だ

「流石に面会時間もギリギリだし、ずっとは無理かな」

「ずっと僕を守ってくれるって言ったじゃないですか! それとも嘘だったんですか!」

俺、落ち着かせるときにそんなこと言ったの!?

あの時は結構必死だったから何言ったか覚えてないし

でも、翼の目を見る限りホントなんだろうな

どうすっかな〜

「わかった、でも今日帰るよ。 ルールを守らないと他の人に迷惑がかかってしまう。 だが、君の怪我はそんなに大したものじゃないらしいから、明日には退院できるそうだ。 だから明日からはずっと一緒にいてあげる。 それでいいだろう?」

これなら言った言葉の責任もとれるだろう

翼は少し不満そうな顔をしながらも頷いた

「分かりました。 でも…」

「でも…?」

「退院したらマンションを引き払って、あなたと一緒に暮らします。 それが条件です!」

こいつは予想外の事態だ

一緒に暮らすは流石に考えてなかったぞ…

「翼が良いのならそれでもかまわない。」

少し折れるのが早い気もするが、男なら言った以上は責任を取る

それが俺が心がけにしてることだからな、仕方ない

「はい! あなたが守ってくれるのなら問題ありません!」

満面の笑みで返事が返ってきた

「じゃあ、明日の一時に迎えに来る。 それじゃあな」

「一時ですね。 楽しみに待ってます」

俺は手を降りながら病室をあとにした
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