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妖精の十字架
〜It ventures togetherA〜
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蜘蛛にかぶせる
と、壁に着いていた蜘蛛は平衡感覚を失い、地面に一直線だ

「任せろ!ミラ、カグヤ!」

「うん!」

「はいっ!」

それぞれ、自らの獲物を見定める

「双無・覇王黒蓮!」

「サタンラドール!」

「歌え!カネレ!」

俺の飛ぶ拳が一つたりとも余すことなく落ちてくる蜘蛛達に吸い込まれ、蜘蛛の命を刈り取る
そしてミラの破壊光線がまばゆい光とともに蜘蛛を消し去り、カグヤが召喚した茨の棘のみが蜘蛛の腹部を貫いていく


「ふう・・・これくらいなら、簡単なクエストなんだがな」

「そうともいかないでしょう・・・」

「あぁ・・・二、いや、三匹来る」

「・・・僕とカグヤさんで一匹やります!先生とミラさんで一匹、チェスさんで一匹お願いします!」

とっさの判断に俺たちはまるで示し合わせたかのように一致した動きでそれぞれ獲物の場所へ向かった

「さぁて、悪しき強者には制裁を。親父の教えだ――・・・」



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