第2章 赤龍帝と不死鳥の騎士団
第22話 もう何も怖くない
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撃破していく。
ザフィーラは、状況に応じて両者を援護する。
その繰り返しだ。
堅実だが確実に進み――『兵士』3名、『騎士』1名、『僧侶』1名、『戦車』1名を叩きのめした。
(怪我はないかい?ザフィーラ、ヴィータ姉)
(無傷です、主)
(大したことない奴ばっかりだな。子猫の方が、よっぽど強ええぜ)
◆
体が軽い…
こんな幸せな気持ちで戦うなんて初めて…
ヴィータ、ザフィーラの援護により、順調に撃破スコアをあげていく。
ただ、一つだけ難点をあげるとすれば……グロイ。
塔城子猫は首から血しぶきを上げる敵の首なし死体を見て思う。
とにかくグロイ。
合宿で、現実世界では、「非殺傷設定だから大丈夫」という言葉のもと、死ぬような特訓を受けつつ死ねなかった。
幻想世界では、「何度死んでも蘇るから大丈夫」と言われ、攻撃を受けると無駄にリアルな死体が出来上がった。
だから――
「もう何も恐くない――――!」
――スターライトブレイカーをぶち当てたことで出来上がった、吐き気をもよおす凄惨な殺人現場を前にして、自前のグロ耐性に感謝する子猫だった。
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