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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第281話】
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がする――。
「……まあ、ラウラの教えが悪いからコーチを変えるって訳じゃないぞ? 上級生の一年間の成果ってやつをまじまじと見せつけられなきゃ、わからないからな」
そう言うと、少し頷き小声で話しかけてくるラウラ。
「……成る程。 ……確かに、ヒルトの言うことに一理あるな。 ……だがヒルト、あまりその人と仲良くならないでほしい。 ……これ以上、ライバルが増えると……」
「ん? ……ははっ、先輩が俺を好きになるって? ……それこそあり得ないさ。 だから心配するな、仮にライバル増えてもラウラはラウラだろ? 自分を貫けばいいさ、これがな」
「……そう、だな。 ……うむ。 た、たまには私とデートしろ、いいな?」
赤面するラウラに、笑顔で応えながら頷くと満足したように笑顔を浮かべた。
「……着替え、終わりましたよ」
「あら? 流石に男の子は着替えるのが早いわね。 ……じゃあ、向かいましょうか――第三アリーナへ」
扇子を開き、口元を隠すように笑みを浮かべた先輩は靴を履くためにドアへと向かう。
「……次は負けねぇ。 ……最強だからって、負けるわけにはいかねぇ……」
静かに呟く一夏も、靴を履くためドアに向かう……。
「ラウラ、行こうぜ? 訓練はまた今度にして、色々見学するのも悪くないだろ?」
「……うむ。 嫁と一緒なら私は構わない。 ……ヒルト、次からはちゃんと連絡を――」
「あぁ。 探させて悪かったな、これはお詫びだ。 誰にも言うなよ?」
そう言ってラウラの前髪をかき分け、軽くおでこに口付けを落とすとボシュッという音と共に赤く染まるラウラ――。
「な、なな、なぁっ!?」
「ほら、行こうぜ?」
狼狽するラウラに、笑顔で言うとふらふらした足取りで靴を履きに移動した。
ドアで頭をぶつけたのはご愛敬といった所だろう……。
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