第二十四問盗聴犯の手がかり
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「つまりA ~ Cの生徒に盗聴犯はいないんだな」
いま僕たちはAクラスと合同の自習をしている。昨日の覗は失敗したけど少しだけいい情報が入った。一真の協力者がA~ C の生徒のお尻のやけどの跡を見ていたがそのような生徒はいなかったらしい。
「少し気になったんだが何で盗聴犯は女子風呂にカメラを仕掛けたんだ?」
雄二の素朴な疑問それは普通じゃ……そういやそうだムッツリーニの情報では盗聴犯は女の子のはず。
「そもそも盗聴犯が女子風呂にカメラを仕掛けたと決まってない気がするのじゃが……」
「……カメラの種類が盗聴犯と同じ」
なるほど慣れないものは普通使わないからね。
「そういや一真、使わないときの女子風呂ってどうなってるんだ?」
「普段は鍵を厳重にかけてる指紋認証、音声プログラム、パスワード、後顔認証だな」
「どれだけかけてんの?!」
普通そこまでしないよね?
「それはさておき普段入れるのは教師だけならどうやって仕掛けてバレなくする?ムッツリーニ」
「………俺なら全員が風呂に入ってから仕掛けるそして分かりにくく分かりやすいところに一つ、分かりにくく皆が見える位置に一つ仕掛ける」
アレ?少し気になることがある。
「ムッツリーニ何で二つしかも一つは分かりにくく分かりやすいところに置くの?」
「………一つは囮もう一つが本命」
ってことは昨日見つかったのは囮ってことか。
「今までのことをまとめると犯人は教師か女子生徒になるな」
確かにあの教師の防衛を抜けるのはまず無理だからね。
「そういや雄二今日もやるの?」
「ああもちろん今日は人数を増やす!!」
その夜
「なんだ?坂本?」
僕たちの部屋にF クラスの男子全員が集まっていた。
「俺達は疲れてんだよ」
「皆女子風呂の覗きに興味はないか?」
「「「詳しくきかせろっ!!」」」
僕はこのクラスが大好きです。雄二が皆に昨日の件を話す。そして作戦開始時刻が来る。
「いいか、俺達の目的は一つ!理想郷(アガルタ)への到達だ!途中に何があろうとも、己が神気を四肢に込め、目的まで突き進め!神魔必滅・見敵必殺!ここが我らが行く末の分水嶺と思え!」
「「「おおおおっっ!」」」
「全員が気合いを入れろ!F クラス、出陣るぞ!」
「「「おっしゃぁぁぁーっ!」」」
今僕らF クラスは一つになった。
布施先生のいる場所を秀吉に任せてしばらく走り続ける。
「そういや一真は参加してないのか?」
「うん一真は今日は参加しないって」
メールで一真は参加しないと送ってきた。一真のことだからなにか考えてるんだろう。
「大変だ!!」
先に行っていた須川君が帰ってきた。
「どうした?!」
「女子が防衛にてを回してきた!!全線部隊は全滅だ!!」
「貴様ら覚悟は出来てるんだろうな!!」
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