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アセイミナイフ -びっくり!転生したら私の奥義は乗用車!?-
第8話「私、向かう」
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れる。その前に強くしておいてやらんとな…
イダは霊波バッグから、木炭の詰まった紙の箱を取り出して、それを使い火を起こす。
旅が好きだったつくしの生前の持ち物だ。彼女はキャンプも好きで、何度も行っていた。
これはその時に買ったものなのだろう。本当に手慣れた様子で火を着け、
それを長持ちさせるために薪を加えていく。
火が十分に灯ったことを確認して、イダはこれ食ってもいいかな袋から、
豚肉、鶏肉と丸のまま焼ける小さなピーマンやニンジン、ナスを取り出し、
バックパックに入っている鉄の串に刺していく。
見たことのない奇妙な野菜を見ながら、リックは思いを馳せる。
…もし、本当に転生者だったとして一体、娘はどこから来た魂なのだろうか、と。
―――と、その時だった。
―――キャァァァァァァァァァァァl!!
風を切る女性の悲鳴が聞こえてきたのは。
続く。
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