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アセイミナイフ -びっくり!転生したら私の奥義は乗用車!?-
第7話「私、修行開始!」
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う前にも言ったのに。この世界には5人のとても偉い神様がいてね…」
女神ルアクサの生んだ五人の男神。それは現在では五大神と呼ばれている。
物質とエーテルを司る「黒く超越する空色」、知恵と進化を司る「輝き進む金の知恵」、
契約と代償を司る「紅と契約の鳳龍」、生命と天寿を司る「白く儚き生命」、
不死と悠久を司る「青く無垢なる不死」の五人の神々である。
そして、その五大神が生んだ中位、下位の神々も存在する。
「神様は私達個人個人にはどんなに祈っても力を貸してくれないの。
彼らが手助けするのは、この星のため。この世界のためなのよ。
だから『神様の力を借りた魔法』というのは普通は使えないのよ」
神官たちにはそうした世界への愛が求められる。でなければ、儀式であっても
神様の力を借りることはできないのだ、と。
「魔素魔法は、知恵と進化、契約と代償、生命と天寿、不死と悠久の四つのマナの属性を
操って使う魔法だから、技量が足りなかったり、大きな儀式を行おうとすると
失敗する確率も多いし、そうなった時大事故になる可能性もあるの」
ヴァレリーは沈んだ調子でそう言う。何か辛い思い出があるのだろうか、彼女は続ける。
「だから、精霊魔術のほうがいいわ。威力はともかく、代償は少ないんだから」
言葉を区切ると、おほん、と咳払いをして
「それに魔素魔法については、
各国の魔法学院の規則でみだりに教えないことになってます。
なので、もし覚えたいなら、そっちは独学で勉強してね。
それ以外だと…帝都の魔法学院に入学しなきゃ教えてあげません」
と続けて「以上で、簡単だけど魔法の話は終わりよ」と言って…質問は受け付けずに、
ヴァレリーは部屋のドアを開けて彼女に微笑む。
「そろそろご飯よ。もうすぐできるから、支度を手伝ってね」
その言葉に促され、イダは部屋を出て従業員用の居間へと向かったのであった。
―――因みに、メニューは米のおかゆと余った霜降り肉のローストビーフだった。
「それが遅れた理由とかないわー」
軽く責める言葉を発しながら、グウェンは目にも留まらぬ速度でナイフを操り
イダに何度も何度も刺突する。練習用の木製ナイフはもうお互いぼろぼろだ。
そのグウェンの攻撃を…勿論、手加減はされているであろうそれをよけながら
イダは体の調子が前日よりいいことに気がついていた。
(―――なんか、数日間一生懸命筋トレして、その後休んで疲れをとった時みたい)
思考が乱れる。ドウ、と昨日と同じようにグウェンに転がされ、そして喉元に…
グウェンは「まあ、手加減したとはいえ大したもんにゃ」と褒め称える。
褒め称えた
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