例えばこんな歓迎会を開かれるとは思わないだろ
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ぞ!
まぁいろんな人に色んなこと言われたが、要するにここ数日クラスの空気が重すぎたらしい。で、反動のどんちゃんパーティである。七面鳥的な鳥、チョコ的なケーキなどパーティーにありがちな食べ物からうな重まで様々なごちそうを目の前にした皆は体重も気にせず食べまくっていた。
かくいう俺もリューガさんにノンアルコールカクテル飲まされたり、セシリアにローストビーフをあーんさせられたり、こっそり混ざって突入してきたオウカに「ずるいずるーい!わたしもあーんするー!!」とか言い出したせいで何故か”俺が皆に”あーんをしてあげることになったり。
どうしてこうなった?まぁいいや、皆楽しそうだし。
というか山田先生が会場の端で織斑先生と一緒にチーかまとあたりめ齧ってるんですが、まさか先生その手に握ってるのってアルコールじゃないですよね・・・?怖くて聞けなかった。
9月23日
ちょっとばかし気になって俺は織斑先生のところに質問しに行った。
先生、人はどこから来た何者でどこへ行くのでしょうか?
・・・ゴギャーン!って感じに出席簿で頭を小突かれた。スイマセン質問が抽象的すぎました。もっと個別具体的に質問します。
聞きたかったのはうしおとほむらのことだ。後になって考えればあの子たちはどうやって鍵のかかっ謹慎室に入ってきたのだろうか?という素朴な疑問だったのだが、問われた織斑先生はかちんと固まった。
謹慎室は俺が解放されるまでの間、一度もロックは解除していないんだそうだ。また、そもそもその日この学園に子供を連れ込んだ人間は一人もいないし、関係者の親族にうしおとほむらという名前の人物は存在しなかった。
え?
えっ?
じ、じゃああれは・・・・・・幽霊ーーーー!?
そのままぱったり倒れた俺はついさっき目が覚めてこの日記を書いている・・・
妙に目が冴えて眠れない・・・ひょっとして、また幽霊来るんじゃなかろうか・・・?言っていなかったが、俺ってば怖い話は大の苦手なのだ。遊園地のお化け屋敷でさえ悲鳴を上げずにはいられない。オウカが「相手がユーレーだってゴエモンを護るもん!」と鼻息荒く決意表明をしてくれているから何とか精神を保ってい・・・・・・
・・・ジェーンさん?あ、違った・・・ジェーン?何でさっきから顔色真っ青なの?お化け怖いん?
そう聞いたら、ジェーンにしては珍しく全面肯定してきた。俺以上の怖がりように見えるが、なんかお化け以外の事を怖がっているように見えなくもないような・・・?え、お前の勘違い?そうだったのか・・・
まぁなんにせよオウカと二人でも怖いのだからジェーンも入れて3人いれば怖くなくな・・・
がちゃり!
ぎぃぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!し、し、し、心臓が破裂するかと思った
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