いきなり詰んだ・・・のか?
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運べっていう馬鹿がな」
運転手は懐に手を入れ俺から少し距離を取った
「俺たちはそういう奴が現れた場合、身を守るために発砲許可が下りてる」
運転手が懐から取り出したのは、一丁の銃
そして運転手は拳銃の発射口をこちらに向けてきた
「お前が学園都市に入れないということは学園都市の学生、関係者という事は無いだろう」
この辺りは計算外だった
まさか一般人が拳銃を持っているとは・・・・まぁ、俺には関係ないが
「しょうがねぇ、実力行使か・・・inperium464(全ての支配権は我にあり)」
とりあえず威嚇の意味も込めて地面をつま先で軽くつつく
すると地面は軽くへこみ小さなクレーターを形成させた
それを行った後で運転手を見てみると、運転手は腰を抜かしていた
「お、お、お前・・・能力者か!?」
「・・・はぁ?能力者ぁ?なんじゃそりゃ」
意味の分からないことを抜かしてきた
能力者とはなんなのだろうか
「と、とぼけるな!そんな常人離れした攻撃、能力者以外に誰が出来る!」
「おいオッサン、超詳しく聞かせろ、その能力者とやらの事を」
「マジかよ・・・」
どうやら学園都市では脳を弄って能力の開発をしているようだ
能力を持った者は先ほどの俺みたいなことができるらしい
「なぁお前、本当に能力者じゃないのか?」
「ちげぇっつの!俺のは魔術!能力とはなんの繋がりもねぇよ!」
そういうとオッサンの額に一粒の汗が流れた
「やべぇ・・・外部の人間に能力の事をしゃべっちまった・・・どうしよ・・・喋ったらいけねぇのに・・・・」
どうやら能力の事は外部に漏らしたら駄目らしい
道理で警備が厳重すぎると思ったらそんなことが・・・・あ、いいこと思いついた
「なぁオッサン」
「・・・なんだ」
「黙っといてやるから俺を学園都市まで運べ☆」
「」
「悪魔だ・・・悪魔が乗っている・・・」
「悪魔じゃねぇ、ただの魔術師だ」
俺はいま、トラックの荷台の中にいる
なんか野菜臭い
「お〜いオッサン〜、この臭いどうにかならないのか?」
「ならねぇよ」
「・・・野菜臭い」
「ならねぇって」
「・・・野菜」
「うっるせぇな!文句あるなら降りやがれ!」
「はいはい、うるさいから黙ってようね、口うるさいオッサン」
「」
そろそろオッサンをからかうのも飽きてきた
オッサンの顔に血管が浮き出てるし・・・なにより野菜臭い、そして暇だ
「オッサン、暇だから寝るわ、大声出すんじゃねぇぞ」
「えー・・・なにこの自由すぎる犯罪者」
「犯罪者って・・・お
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