暁 〜小説投稿サイト〜
ノーゲーム・ノーライフ〜3人目の天才(ゲーマー)〜
第6話〜一人の天才VS二人(ひとり)の天才〜
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「ゲーム・・・ねぇ。でもさ、空兄ちゃん」
「ん?なんだよ」
俺はおそらく空が見落としているであろう点を注意する。
「この世界ではゲームを受けた側が、そのゲームを受けるか否かを決めれるんだよ?」
「・・・・・・・」
「・・・・にぃ?」
白が空の心配をする。まぁ無理もないだろう。この世界の“盟約”というルールを既に把握している俺や白にとってこんな当たり前のことを見落とすのはありえないのだから。
「だ、大丈夫。大丈夫だぞ白!兄ちゃんはちゃんと覚えてたぞっ!」
「・・・・にぃ」
「・・・・空兄ちゃん」
「や、やめろぉ!俺をそんな目で見ないでくれぇぇぇ!!」
案の定把握していなかった空はうろたえ出す。・・・みっともねぇな、これ。
「にぃ、落ち着いて」
白が空を落ち着かせる。おいおい、兄の威厳なんて全くねぇじゃん。
「・・・ふぅ、もう大丈夫だ白。んで、どうするんだ赤葉」
「ん?・・・何が?」
「とぼけ、ないで」
「え?白までどうしたの?」
「はぁ・・・だから、俺たちのことについてだよ」
「空たちのことって?」
とぼけまくる俺に流石にしびれを切らしたのか空が本題を口にする。
「俺たちの名前を知ってることだよ。最初この世界に落ちてきたとき、お前は俺と白のことを名前で呼んだ。あの世界で俺たちは確かに複数説があったが、名前までバレるようなヘマはしなかった。おかしいんだよ。俺たちの名前を知っているお前は」
「そゆ、こと」
「あぁ・・・そのことね」
「そういうわけで、再度問うぞ?俺たちとゲームしようぜ?」
「・・・僕がそれに応じると思っt」
「思うな」
「・・・その自信はどこから来るの?」
「お前の性格から・・・かな」
「僕たちまだ二時間程度しか一緒に行動してないよ?」
「それだけあれば十分だ」
「じゅう、ぶん」
「へぇ・・・」
空と白の目が語っていた。――こいつは絶対にのってくる――と。
(・・・まぁいいか。今回は素直にのってやろうじゃないか。どうせ結果はわかってるんだから)
「・・・わかったよ。やろうか、そのゲーム」
「お?なんだ、やけにあっさりじゃないか」
「まぁね。時間の無駄だと思ってね」
「そうかい。それじゃぁ、早速始めますか」
「うん。・・・あっ、その前に一ついい?」
「ん?なに?・・・今頃になって止めるとか言うなよ?」
「あぁ、それは大丈夫だよ。そんなことじゃなくてこの世界に来る前に自称神様とゲームしたでしょ?
それで、どれくらいの時間がかかったのかなって」
「それは別に教えても構わないけど・・・同じゲームとは限らないんじゃないか?」
「・・・(コクコク)」
「あぁ、それは大丈夫だよ。あの自称神様から(おんな)じゲームだって聴いたから。それで?どうだったの?」
「あ、あぁそう
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