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アセイミナイフ -びっくり!転生したら私の奥義は乗用車!?-
第2話「私、帰ってこれた」
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ないことは考えないほうが身のためだ。寝てしまって、明日に備えよう。どちらにせよ、
今までとやることは変わらない。代わり映えのない日常に少しの変化を求めて生きていくのが正しいことだ。
そう思った時、ふと同意書に書かれていた、「ちょっとしたアイテム」のことを思い出した。
「そーいえば、アレは一体…っていうか、あれ、私の肥後守と日産マーチ…あ、そうだ!あれどうやって!?」
無我夢中でやってしまったけど、たしかにアレは生前の私の持ち物だった。
それに、そして、思い出したくもないこと。正当防衛だったし、前に旅行先で襲われた時に、拳銃で相手に
大怪我を負わせたこともある。だけど…
「…私、人殺し、しちゃったんだ」
呆然と呟く。嘘、とも思いたくない。だって、やらなきゃ、私は純潔を奪われて、そして今頃は―――
なら、アレは正しいことだった、と割り切ることも難しい。どうしようもない。どうしようもないことは―――
そこまで考えて、気持ちを切り替える。「やってしまったことはどうしようもない…わ。うん。そう思おう」と
力なく呟いて、彼女は頭を振る。そして、肥後守や日産マーチがなぜ現れたのかを考えた。
たしかに私はあのバッグから、二つの私の持ち物を取り出した。混乱の中、それだけは覚えている。
「…そういえば、あの腐れた同意書に…ええと…なんてかいてあったかな…」
詳しく思い出してみる。なんと書いてあっただろうか。ええと…そうだ。何かの力をくれる、と書いてあった。
それを思い出してみる。思い出そうとすれば、それはするすると出てきた。
それを紙に書き出してみる。帝国ではすでに活版印刷術が普及しているため、紙の量産体制も確立されていた。
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2.貴方には。貴方が亡くなる要因となった出来事がなければ生きれた分の寿命をプラスします。
若い時間が長くなるので、ぜひともご活用ください。
3.ちょっとした道具を貴方に与えます。詳細は使ってみてのお楽しみです。
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