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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第280話】
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中をバシンッ!と叩かれる――。
「ぐぉっ!? ――じ、地味に痛いのですが……?」
「あはっ♪ 悩める少年にお姉さんからの叱咤激励よ♪」
華が満開に咲き誇る様な、今日一番の笑顔を見せた楯無さん。
ヒリヒリ痛む背中を優しく擦ってくれる。
流石に強く叩きすぎたと思ったらしく、擦る手付きは優しいものだった。
「も、もう大丈夫ですから擦らなくて良いですよ? ……少し、元気も出ましたし、ありがとうございます」
「……ううん。 悩みがあったらいつでも言いなさい。 お姉さん、キミより一つ年上だからね」
そう言って軽く俺の背中を叩くと、まだ気絶している一夏をツンツンとつつき始めた。
「……なかなか起きないわね。 ……こう起きないと、織斑君の顔にマジックで悪戯書きしたくならない?」
小悪魔の様な微笑みを溢す楯無さんに、苦笑しつつ――。
「また一夏が怒りますよ。 ……というか、次はどうするんです? 生身での試合は楯無さんの圧勝でしたが、ISも楯無さんが行うので?」
「うーん……。 問題はそこなのよねぇ……」
そう言って天井を見上げ、顎に人差し指を当てる楯無さん。
「……この前、キミと模擬戦したのは機体のテスト込みだったけど。 ……一応お姉さん、国家代表って立場だから試合以外ではあまり模擬戦行えないのよ」
「えっ? ……そうだったのですか? もしかして現日本代表?」
そう聞く俺だが、現在の日本代表が誰だか知らない。
だから楯無さんがそう言ったから日本代表だと思ったのだが――。
「……ううん。 お姉さん、訳あって自由国籍権を取得してるの。 ロシアの国家代表よ。 ……まあ、そのおかげでネットでは尻軽女って書かれちゃってるけどね」
何でもないように言う楯無さんだが、謂われない誹謗中傷等がネット上で飛び交ってるのかもしれない。
「……まあ、お姉さんのそんな状況はいいとして、国家代表という立場である以上、指導はしても問題ないけど、簡単に模擬戦行えないって訳」
「……成る程」
事情はある程度わかったが、それよりも謂われなき誹謗中傷で傷ついてるかもしれないと思うと――。
「……楯無さん。 例えネットで誹謗中傷が飛び交ってても、自分は貴女の味方ですから。 少なくとも、俺や布仏姉妹は貴女の味方です」
「……ヒルト君、もしかしてお姉さんを口説いてる?」
「へ……?」
思わずすっとんきょうな声を出す俺に、楯無さんは可笑しかったのか――。
「ぷっ……、あはははっ♪ キミのそんな声が聞ける何てねっ♪ ……うふっ、さっきの顔とか……♪」
目尻に涙を浮
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