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それぞれの白球
加持編 血と汗の茶色い青春
第五話 俺の野球、是礼の野球
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は高橋さんも選手だったらしい。センター前にヒットを放ち、選手生活を断念した原因の右足を引きずって一塁に達した時には俺も泣きそうになった。厳しい事も沢山言われたけど、1番俺達の面倒を見てくれたのも高橋さんだった。

試合後の先輩方は、清々しい表情をしていた。
レギュラー組の顔は、覚悟を決めたように引き締まった。

こうして、是礼の夏がこの年も始まったのだった。









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