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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第3章 さらば聖剣泥棒コカビエル
第56話 鬼神降臨
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「……それが、火織さんに勝つことかい?」
「ああそうだ! だから今は教会の戦士としての自分ではなく1人の剣士としての自分を優先する!」
「うん! 私も一緒!」
その言葉に皆は苦笑を漏らす。しかしながらその雰囲気は決して拒絶するものではなく2人を受け入れるものだった。
「……教会の戦士だろうに、そんな安直に考えていいのかい?」
「いいんだ! 私達はバカだからな!」
「ってゼノヴィア! それじゃあ私までバカみたいじゃない!」
「ん? だがイリナも私と同じ結論に至ったんだろう?」
「そ、そうだけどぉっ……!!」
そんなイリナとゼノヴィアに今度こそ苦笑ではなく笑顔を皆は向けた。
「分かった。共にエクスカリバーを、火織さんを倒そう!」
「ああ! 感謝する!」
そこで祐斗とゼノヴィアが握手をする。……っていうか、え? 何これ? いや、立場的には敵対中の皆がいい雰囲気になってくれたことは素直に嬉しいんだけど、もしかして皆同時に相手しないといけないの? まさかの1対6? ……そう思っていた私は甘かった。
「……ねぇ、リアス?」
「えぇ、そうね。 祐斗! 私達も力を貸すわ!」
「部長!?」
「ようやくあなたが一歩踏み出せたのですもの! 主として、あなたを応援するわ!」
「ファイトですわよ! 祐斗くん!」
「私も力を貸しましょう。これほどの物を見せられて手を貸さなければ、シトリー眷属の名の恥です」
「会長まで……」
「木場ぁっ! 俺も力を貸すぞ! 絶対に神裂さんを倒しやがれ!」
「頑張ってください木場くん!」
「負けないでぇっ!」
「木場……」
そこでイッセーが皆の思いに泣きそうな顔になっている祐斗の肩に手をおいた。
「うん……ありがとう皆!」
祐斗がそう言うと同時にオカ研と生徒会、そして教会組全員がそれぞれの得物や魔力の篭った手を私に向けてきた! っていうか、これマジで!?
「わ、私1人に全員でかかってくるっていうのは、流石にないんじゃないかなぁって言ってみたり……」
と淡い希望を持って言ってみても皆は何も言わず距離を詰めてきた。あ、ダメですか、そうですか……。なら私だって援軍呼んじゃうんだから!
「皆! 流石にきついから手を貸して!!」
と私の愛する家族へ助けを求める。向こうが全員でかかってくるなら私だって家族全員招集したっていいよね!
「「「ごめん。術式発動中だから無理」」」
「あぁっ!? そういえばそうだった!」
すっかり忘れてた! えっ、ウソ!? じゃあ本当に私1人!?
絶望に打ちひしがれる中
「行きなさい! 祐斗!!」
という部
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