暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0528話
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俺が操作をする訳だ。この辺はストライクやブリッツとは逆だな。あっちは機体が起動した時にPS装甲は展開されておらず、コックピットで操作してPS装甲を展開するし。
 ちなみに機体色に関しては黒をベースにした機体に所々赤い箇所が残っており、ブルーのラインが幾筋か入っているような感じだ。確かニーズヘッグは黒い鱗を云々って言ってたからその辺もイメージされているんだろう。

「アクセル、どう?」

 T-LINKシステムを通して機体を動かしていると、コックピットに通信が入ってくる。その声が誰なのかを俺が間違える事は無い。

「ああ。まだ少ししか動かしていないが、かなり快適だ。レモン達が頑張ってくれたおかげだな」
「あら、嬉しい事を言ってくれるわね」

 通信機から漏れてくるレモンの笑みを含んだ声。
 レモンも当然技術者であり、科学者だ。自分達が技術の粋を凝らして作りあげた機体を褒められて悪い気はしないんだろう。ましてや、その褒めた相手が恋人である俺だからこそ尚更に喜びも強い……と感じるのは俺の自惚れだろうか。

「でも気を付けてね。アクセルの操縦に付いていけるように、かなり機体の反応はピーキーに設定されているわ。それこそ、恐らくアクセル以外には操縦出来ないようにね」
「……そうか? 俺にはこれ以上無い程にしっくりと来ているが」

 ニーズヘッグの顔を動かし、手を動かし、ヒュドラを動かす。
 特にヒュドラはニーズヘッグの肩に纏められているT-LINKフレームを使って作られた機構によって、まるで俺自身のもう1つ……いや、6つの手であるかのように自由に動かす事が出来る。

「それは恐らくT-LINKシステムとの親和性が強いアクセルだからこそ……かしら。最初に念動力のチェックが行われたでしょう? それでその機体は完全にアクセルの専用機になって、機体を動かせば動かす程にアクセルの操縦についていけるようにT-LINKシステムを含めた操縦システムが学習していくんだけど、恐らくその点でアクセルの持つ強大な念動力とT-LINKシステムの相性が良かったんでしょうね」

 なるほど。確かに最初は多少ではあるがぎこちなさを感じたが……機体を動かしているうちに、そのぎこちなさが無くなってきているな。
 機体の柔軟性すらも感じるようなその動きに笑みを浮かべ、軽くバーニアを噴射して……

「うおっ!」

 グロウセイヴァーの感覚で軽くバーニアを噴射させた筈が、ツイン・ドライブが過敏に反応してバランスを崩しそうになり、咄嗟にT-LINKシステムを通して機体制御を行ったのだ。

「アクセル、大丈夫!?」

 慌てたように通信を入れてくるレモンに対して問題無いと通信を返す。

「あ、ああ。問題無い。ちょっとツイン・ドライブが過敏に反応を……い
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