第四章 三河最後の戦い
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惰を受け止め後方に受け流す。
勢いを殺せず、宗茂は忠勝の後方へ飛ばされる。
だがその瞬間、忠勝は椿に背中を見せる形になってしまった。
椿は瞬歩で忠勝の背後に、迫り右手の花天狂骨を忠勝の首を狙い横に振るう。
忠勝はそれを体を下げる事でかわす、頭を掠める花天狂骨
そして、体を下げたと同時に忠勝は体を捻り、椿の方に振り向くそして迫り来る椿の花天狂骨を迎え撃つ
そんな打ち合いが何回か続く
(………上手い)
椿はここまで椿と宗茂二人の攻撃を防ぎ続ける忠勝に、純粋な感想が頭の中に生まれる。
忠勝はただ二人の攻撃を、防いでいるのではない防ぎながら少しずつ、タイミングをづらし二人の同時攻撃をさせないようにしているのだ。
言葉にすれば簡単だが、刻風・椿と立花・宗茂の二人を相手にここまで出来るのは、世界でもそうは居ないだろう
すると、椿と宗茂に焦りが見え始める。
この戦い、一見二対一と椿達が優位に見えるが実際は逆である。
確かに椿と宗茂の二人は強力だ、しかし忠勝は何もこの戦いでは別に勝つ必要はないのだ。
時間が経てばそのうち、地脈が暴走する忠勝はそれまでこの二人を足止めすればいいだけなのだ。
そのため、忠勝は冷静だが椿と宗茂は逆に焦っていた。
もう時間がないその焦りが、二人を急かす。
「まだ、速度は上がるか?」
忠勝の挑発的な言葉は、冷静だからこそ出来る事だ
そして忠勝の挑発に二人は同時に叫ぶ
「上がりますとも!!」
「決まってるでしょう!!」
二人は速度を上げる。
だが忠勝は二人の攻撃のタイミングをづらし、同時攻撃をさせない
もし仮に椿と宗茂が、何十年も共に戦った戦友ならばこんな状況からでも同時攻撃が出来たであろう。
だが生憎、椿と宗茂はたった今会ったばかりなのだ、二人とも戦い慣れしている為、最低限のコンビネーションは出来るが、呼吸を合わせ尚且つ忠勝相手に同時攻撃を仕掛けるのは、現状かなり難しい
「結べ、悲嘆の怠惰!!」
このまま撃ち合っても、こちらが負けるだけだと判断した宗茂が仕掛けた。
悲嘆の怠惰による通常駆動
だが忠勝は、蜻蛉切りを悲嘆の怠惰に向ける。
その瞬間ガラスの割れる音が響く
悲嘆の怠惰の通常駆動が無効化された、音だ。
蜻蛉切りに悲嘆の怠惰を、写しこむ事で鏡のようにしたのだ。
そうすることで、悲嘆の怠惰は目標を失いその能力を止めたのだ。
(……私と椿君の二人を相手にここまで、このままではこちらの負け………賭けるしかないか)
通常駆動まで防がれ、もう二人には後がない
二人は覚悟を決め、次の一撃に必殺の思いを込める。
今椿と宗茂は、縦に忠勝を挟むようにたっていた。新名古屋城側に宗
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