第一章 護れなかった少年
第二十四話 再会
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3程度しか減ってなかった。
「さっすがキング......すぐに終わっちゃ楽しくないもんな......!」
獰猛に笑いながら一歩も退かず、そのまま《閃》を相手の胴部分に当てる。
グッと減ってHPが赤に入ったが、そこから《キングタイタンの反撃が始まった。
つまり、足もとにいた僕を踏みつけて来たのである。
「しまっ......!」
居合系単発スキルである《煌》を打とうとしていたため、よけきれない。
咄嗟に後ろ重心にそらし、地面に平行になる。
その状態でソードスキルが発動し、蒼い剣閃と《キングタイタン》の脚の側面に当たった
まぁ、ぶつかった瞬間に相手の脚を横にずらすことには成功したものの、マトリックス状態の体が衝撃に耐えられるわけが無く、後ろに転んで頭を打って戦闘中にも関わらず悶絶してたのは誰にも教える気は無い。
まぁ悶絶中も連続で踏みつけ攻撃をしてくるのでゴロゴロ転がって避けまくっていたけど。
「くぅ〜......おのれよくも......!」
完璧に逆恨みである。
十秒くらいで立ち上がり、そしていつものように居合の構え。
そしてその刀に蒼い光が灯る。
そしてそのままスキルが発動、突進。
そしてその突進と合わせてジャストタイミングで《キングタイタン》がパンチを繰り出してくる。
瞬の場合、このパンチに当たり、ぼくは硬直でタイムラグが発生し、その間にキングタイタンが連撃を繰り出してきたらぼくは結構危ない状況に追い込まれてしまうだろう。
だけど......これは瞬じゃない。
ニヤッと笑いながら、そのパンチを......ステップで避けた。
基本、ソードスキル中は、決められた動きしかできない。
例外を除いて。
居合系突進スキル《躱》。
このスキルは突進中に限り、三回まで横移動しながら相手に向かって突進することが出来る。
横移動はどんなことでもいいので、こういう避け、なども横移動に入る。まぁ、要するにこのスキルは発動中でも3回までよけることが出来る、ということだ。
そういうわけで勢いに衰えはないまま、《キングタイタン》に突進して行く。
「セイッ!!」
そして脇腹を刀で薙ぎ払う。
これでHPは残り1/2を下回ったところか。
再納刀された刀に蒼いスキルエフェクトが付く。
居合系二連撃スキル《震断》
せつめいだと無いと言われていた数少ない居合系の二連撃スキルである。
このスキルの入手方法は居合スキルだけでなく、体術スキルも上げなければいけないので結構難しいが、その分強力である。
一撃目が踏み込み足の震脚による衝撃波攻撃、二撃目が居合である。
......本来震脚って、攻撃目的ではないんだけどな.....
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