第五章 StrikerS編
第百五十話 『公開意見陳述会(8) 宴の終わり』
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な叫びが聞こえた気がしたが、ツルギの攻撃が止んだ後には強制転移でもしたのだろう、少女と召喚獣の二人の姿は消え去っていた。
「うっ…」
ツルギは敵が消えて安心したのかわからないが気絶してしまった。
黄色に染まった髪も元の朱銀色に戻っていき、赤黒い魔力も消えてしまった。
ツルギに一体何が起こったのか今はまだわからない。
しかし、ツルギの中でなにか変化があったのは確かな事実である。
またこのような事態になるかもしれないから士郎達や主はやてに相談をしておいた方がいいな。
◆◇―――――――――◇◆
Side フェイト・T・ハラオウン
機動六課と通信が完全に繋がらなくなってしまい、不安に思うが今は士郎さん達を信じるしかない。
だから今は私ができることをしよう。
それでエリオとキャロとは別行動してランサーの場所に向かって飛行している。
でも途中で空を飛行している戦闘機人の姿を発見した。
戦闘機人は私の近くに高速で近寄ってきて、
「探しましたよ。フェイトお嬢様」
「お嬢様…? 一体何のことですか…?」
いきなりお嬢様と呼んできたために罠かと思いバルディッシュを構えて警戒する。
「ドクター…ジェイル・スカリエッティが貴女をお待ちしています」
「スカリエッティ…! なら、お前達は一体なにを企んでいるんだ! スカリエッティの居場所を教えて!」
「ドクターと直接会いたいのならばすぐにご案内いたします。
しかし、条件は貴女が我々に協力してくださること、ですがね」
そう言って戦闘機人は薄く笑う。
あまりにも露骨な挑発…!
でも、今は話を少しでも長く聞いて情報を得ないといけない。
だから、
「彼は…犯罪者だ! それも最悪の! そんな彼の言うことに従う義理なんで私にはない!」
「そんな悲しい事を言わないでください。ドクターはあなたやあの少年の生みの親でもあるんですよ?」
「確かにそうかもしれない…。けど、そんな事で私を従わせられると思わないことだ!」
それは完全な拒絶の言葉。
それに私の母はプレシアお母さん。
姉はアリシアだ。
リンディ母さんだっている。
だから…!
その思いを目に乗せて睨みを効かせた。
「…そうですか。なら、力づくでもあなたを捕らえます。IS、ライドインパルス!」
やっぱりこうなるんだね。予測はしていたけど戦闘は避けられそうにないか。
「行くよ。バルディッシュ?」
《イエス、サー》
そして私と戦闘機人との戦いが始まった。
◆◇―――――――――◇◆
アサシン…李書文は戦闘機人、セッテと戦闘を繰り広げていた。
しかしそれはアサシンの圧倒的有利という展開で、
「くっ…! ブーメ
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