棺桶
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攻撃は得意じゃないし・・・いても足引っ張っちゃうだけですから」
困ったようにココロは笑う。
そんな会話をしながら、3人は3つに分かれて六魔将軍及びアジトを探しに行ったメンバーの帰りを待つのだった。
「天空の滅竜魔導士ってさぁ」
一方、ナツとグレイ、ティアの妖精メンバーにシャルルとアランを加えた4人と1匹。
因みにアルカは蛇姫メンバーと、ヴィーテルシアは天馬メンバーと行動している。
人数に偏りが出来てしまう為だ。
「何食うの?」
「空気」
「うめぇのか?」
「さあ」
「それ、酸素と違うのか?」
正直な話今とは全く関係ない事を話しながら走る。
「じゃあ灰の滅竜魔導士は?」
「灰とか灰色のもの。あと、混合色だからか白いものと黒いものもいけるらしいわ。ま、戦う時に周りに灰色のものって少ないからいろいろ食べられるようになってるんでしょ」
「じゃあ、グレイとかアランの髪も食べられるのかしら」
「あ、あはは・・・」
黒髪のグレイと灰色の髪のアランを交互に見たティアにアランは困ったように笑ってみせる。
「ウェンディとココロはナツさんに会えるかもしれないってこの作戦に志願したんです」
「オレ?」
「7年前に滅竜魔法を教えてくれたドラゴンが今どこにいるか知ってるかもしれないって」
「同じ滅竜魔導士でしょ?」
ナツとシャルル、アランが前を、グレイとティアが後ろを走る。
「『天竜グランディーネ』と『灰竜グラウアッシュ』とか言ったかしら」
「!」
「?どうしたティア」
「・・・何でもないわ」
聞いたドラゴンの名前に反応したティアにグレイが声を掛けるが、ティアはふっと視線を逸らす。
「オイ!いなくなったのって7月7日か!?」
「さあ」
「えっと・・・確かそうだったと」
アランが思い出すように少し上を見て呟く。
「イグニールもガジルのドラゴンも、ウェンディとココロも7年前・・・んがっ!」
「バカね」
考え事をしながら走っていたナツにむき出しになった木の根っこが顔面直撃する。
それを見たティアはぼそっと呟いた。
「そうだ!ラクサスは!?」
「じーさん言ってただろ?アイツは滅竜魔導士じゃねぇ」
「ラクサスさん・・・?」
グレイの言葉に出てきた名前にアランは首を傾げる。
「今は破門中だけど、ラクサスって雷の滅竜魔導士がいたのよ、妖精の尻尾に。マスターの話じゃ、子供の時に父親に滅竜魔法が使える魔水晶を体に埋め込まれたんですって」
「そ
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