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Element Magic Trinity
棺桶
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「レーサー、奴をココに連れて来い」
「遠いなァ、1時間はかかるぜ」
「かまわん」

そう言うと、レーサーは『奴』を連れて来る為に出ていった。

「コブラ、ホットアイ、エンジェル。貴様等は引き続きニルヴァーナを探せ」
「でもあの人が復活すればそんな必要はないと思うゾ」
「万が一という事もある。私とミッドナイトはここに残ろう」
「ミッドは動く気がないみたいデスが・・・」
「しゃあねぇ。行ってくるか」
「ねぇ?競争しない?先にニルヴァーナを見つけた人が」
「100万J!のったァ!デスネ」
「高いゾ」

仕方なさそうな表情でコブラは言い、エンジェルとホットアイはどこか楽しそうな表情を浮かべる。
そしてそのままニルヴァーナ捜索へと出ていった。

「一体・・・どんな魔法なの・・・?ニルヴァーナって・・・」

ぎゅっとハッピーを抱き抱えて呟くウェンディ。
その問いに、ブレインは不気味な笑みを表情に残したまま言い放った。

「光と闇が、入れ替わる魔法だ」










「みんな急いで・・・お願い・・・」
「プーン」

一方、ワース樹海の大きな木の下。
そこには毒に苦しむエルザとそれに寄り添うルーシィと召喚されたプルー。
空中に浮かんだモニターにキーボードで何かを打ちこむヒビキと木の太い枝に上って辺りを見回すココロがいた。

「全員樹海に突入・・・完了・・・と。ココロちゃん、そっちはどう?」
「今のところは敵も味方もいないです」

滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)は聴覚・嗅覚・視覚が優れている。
その為彼女はここに残って敵の影を探しているのだ。

「君は行かないの?」
「エルザを置いてはいけないでしょ。それにどう考えてもあたしが1番戦力にならないし」
「そんな謙遜を・・・噂は聞いてるよ。3メートルのゴリラを倒したとか、ファントムのマスターを再起不能にしたとか、アカリファじゃ1人で千人と戦ったって」
「尾ヒレつき過ぎ」

正確にはゴリラ―――多分バルカンかエバルーと契約時のバルゴのどちらかだろう―――を倒したのはナツだ。
ファントムのマスターは急所を蹴りあげたからで、結果的に再起不能にしたのはマカロフ。
そしてアカリファじゃ千人もいなかっただろうし、ルーもいた。

「そーゆーアンタは行かないの?」
「女性2人と女の子を置いていけないよ」
「意外と優しいのね」

ここにティアがいたら「ただ優男なだけでしょ」と言われる。

「それに僕の魔法は皆にここの位置を知らせる事が出来る。ウェンディとハッピー、ルーを救出しても、この場所に帰れなかったら意味ないからね」

ルーシィはそれを聞いて目線を上げる。

「ココロは?」
「私はアラン君みたいに
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