第2章 赤龍帝と不死鳥の騎士団
第21話 誰が為に鐘は鳴る
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ぐ。ときに優勢な味方の増援として派遣され、敵陣を突破する。
ときに別動隊として敵を包囲する。ときに撤退時の殿として、敵の攻撃を防ぐ。などなど。
このように、予備戦力は、多様な使い道を誇る。前線に出ている部隊の交替要因と誤解されがちだが、決定的な場面を左右する重要な戦力なのだ。
予備戦力の運用をみれば、指揮官の能力が分かると言っても過言ではない。
人数に余力のない原作ならまだしも、現在は、予備戦力は重要な意味をもつ。
使いどころは、『王』で指揮官のリアス・グレモリー次第だ。
おそらくは、本陣の旧校舎にあるオカルト研究部に割り当てられた部室の護衛、と敵本陣の新校舎に ある生徒会室の強襲、に使われるだろうか。
それと、隠しているがもう一つ理由がある。
それは、リアス・グレモリーに投了をさせないためだ。
原作では、彼女は本陣でライザー・フェニックスと一対一で戦い敗れて、ゲームに負けた。
ボクとリインフォースは、おそらく襲来するであろうライザー・フェニックスとリアス・グレモリーが一対一になることを防ぐことを目的としているのだ。
それぞれが心中に思いを抱きながら、レーティングゲームの幕開けを待つのであった。
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