暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン―一刀流と二刀流―
ユニークスキル―一刀流―
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る革。
「あれ、スゲエ…」
そう呟いて、それをストレージに格納。
すぐに装備した。
すると…。
広場中央にゴツゴツとしたポリゴンが重なりあっていく。
「あれって…」
それはすぐに形を造っていく。
2本の長い槍。
赤い身体はゴツゴツとした突起が幾つもある。
モンスター名にはTheがついていた。
「ボスモンスターだ」
キリトが掠れた声で呟く。
「逃げるぞ。転移アグネジア!!」
転移結晶を掴んで叫ぶが効果がない。
一部のトラップゾーンにある結晶無効化空間。
「扉は?」
俺は叫びながら振り向くがそこにはなにもない壁が広がっていた。
「クソ。やるしかない」
キリトはそう言うと黒い剣を背中から抜いた。
俺も後ろ越しから横向きになった鞘から愛剣を抜く。
「仕方ない…。キリト。見なかったことにしてくれよな」
キリトが怪訝そうな目で俺を見たが、それを無視して突っ込む。
腰だめに構えた愛剣を黄色い光が包む。
「一刀流重突進飛翔技・コーミュラスクランブル」
そう呟き、地を蹴った。
このボスモンスターは明らかに頭の天辺にあるひび割れが弱点だ。
二人で5段あるフィールドボスモンスターにしては有り得ない体力を削るには弱点に攻撃を当て続けるしかない。
今まで隠してきたユニークスキル一刀流を発動してでも生き残るしかない。
一刀流は片手用直剣のソードスキルと独自の5連撃程の恐ろしく早く重い攻撃、そしてもう1つ、防御系スキルが特徴だ。
つまり、2つの種類のソードスキルを使えるために物凄いバリエーションとなっている。
そのぶん、確認している限りでは最高でも8連撃までしかないが。
敵の面前で5メートルほどジャンプする。
そして、大きく振りかぶり1撃目、右斜め下に切り下ろし。
綺麗に割れ目に当て、その剣を軸に敵の後ろにジャンプ。
2撃目、左斜め下に切り下ろし。
こちらもクリーンヒットして、落下。
空中で硬直時間が溶ける便利さのある高高度攻撃技なのだ。
「カズ…」
着地して、足の間を走り込み、1撃喰らわせながらキリトの前に戻る。
「俺のも、見なかったことにしろよな」
そう言うとキリトは不適に笑い、2本目の剣を実体化させた。
目映い白の輝き。
ダークリパルサーという銘らしい剣を構えると、言った。
「二刀流最上位ソードスキル、ジ・イクリプス」
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