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【ネタ】 戦記風伝説のプリンセスバトル (伝説のオウガバトル)
15 伝説と雷雲
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ンヒルド。
 天界と下界をつなぐ“鍵”の役割をする聖剣で三神器のひとつでもある。
 天空の三騎士の一人氷のフェンリルが人間にチャンスを与えるために地上に残したといわれがある神聖系剣で、何よりも大事なのは、この剣が無いとカオスゲートが開かない。
 ローディス教国あたりが知っていたら取りに来ると踏んでいたが、そこまで情報は出回らなかったらしい。一安心である。
 ついでに天空の三騎士についても補足。
 彼らはオウガバトル伝説の最後でわれわれ人間に味方してくれた3人の騎士の事で、神に仕えるこの三騎士は、いまも天空から下界の争乱を見守っている事になっている。
 もちろん、そんな連中を魔導師ラシュディが放置する訳も無く、帝国軍は多数の飛行部隊を天空へ派遣して天空も現在は帝国の制圧下にある。

「凄いな……これ」

 流石にデスティンも呆然とするか。
 STR+50に神聖RES+10、暗黒RES-15に全能力成長+1の神聖属性片手剣である。
 現物見て分かったが、タクティクスオウガ仕様だ。これ。
 そんな剣なので実は私もその神々しさに魂抜かれそうになっていたり。
 赦免でALI先に回復しておいて本当に良かった。
 そんな事を考えていたら、見透かされたらしく教会の神父が釘をさしてくれる。

「エリー様。
 あなたはまだまだ民からの信頼を十分に得ていないようですね。
 そんなことでは、帝国を倒したとしても神からの祝福を得ることはできませんよ」

「はい。
 肝に銘じます……」 

 分かってはいたけど、こうやって説教されるとこたえるもので。
 そんな私のしゅんとした姿を見て、デスティンだけでなく神父も苦笑する。

「王道を歩み、神から祝福を得ることができるなら、いつの日か三騎士と会うことができるはず。
 しかし帝国は、三騎士が反乱軍の味方にならぬよう、天界にむけて軍を派遣したと聞きます。
 天界の三騎士にお会いなさい。
 デスティン様なら、その資格は十分にあります」

 その言葉を聞いて、私は確信した。
 私個人はともかく、新生ゼノビア王国としてのカオスフレームは回復していると。
 なぜならば、今の台詞は本来自治都市トンガレバの賢者のアドバイスから来ているもので、カオスフレームが65以上無いと聞けないからだ。
 そして、聖騎士ラウニィーを仲間にできるのもこのカオスフレーム65以上が必要だからだ。
 ラウニィーだけは、カオスフレームとは別の事情で急いで仲間にしないといけない理由があった。
 私の改変によって、ローディス教国の第四次光焔十字軍発動が目前に迫っているからだ。
 そうなると、国境であるカストロ峡谷が戦場になる訳で、そこにいるラウニィーの足取りが分からなくなる危険があったからだ。
 だ
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