暁 〜小説投稿サイト〜
IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第276話】
[1/4]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
出し物も決まり、俺は職員室へと足を運ぶ――のだが。
「……何で一夏が着いてくるんだ?」
振り向き、後ろから着いてくる一夏に聞くと――。
「あぁ。 最近俺の部屋のシャワーの出が悪くてな。 千冬姉に言って業者を呼んでもらおうかなって」
「……それって結構重要な事じゃないか。 いつからだ?」
「確か……夏休み終わる前ぐらいだな」
……おいおい、そういうのは早く申請した方が良いのに――これから学園祭の準備で忙しくなるのだから。
「……まあ、今更言っても時間は返らないからな。 早めの申請が一番だぞ?」
「わかってるって。 ……いつもシャワー浴びる時に気がつくんだよなぁ」
暢気な声をあげる一夏に、少し呆れつつも職員室へと向かっていった……。
――職員室内――
「――という事で、何とか意見を纏めた結果、一組は喫茶店になりました」
簡単な報告をする俺。
織斑先生は座ったまま足を組み、一夏を見ながら。
「……成る程。 で、お前は何か用でもあるのか、織斑?」
「はい。 最近シャワーの出が悪いので修理の業者を呼んでほしいのですが」
敬語を使い、説明する一夏。
ここで千冬姉と呼べば、確実に叩かれるのは目に見えてるからな。
「……成る程。 だがこれから学園祭の準備が始まる。 それが終わってから業者を呼ぶことになるがそれでいいか? ……何分、最近不穏な噂を聞くのでな……」
そう小さく呟く織斑先生に、俺は聞き返す。
「不穏な噂とは?」
「……下手に生徒を不安がらせる訳にはいかないから言えない。 ……とりあえず、織斑には有坂の部屋に移ってもらう。 シャワーの出が悪いというなら、お前も汗を流せないだろ」
……まさかの一夏と同室がこの場で下されるとは……。
軽く目眩を起こしそうになる中、一夏は――。
「流石千冬姉ッ! やっとヒルトと同室だぜ! サンキュー――いてぇっ!?」
はしゃぐ一夏の脳天に直撃する出席簿の角。
衝撃が凄まじかったのか、頭を抱えて悶絶していた。
「職員室ではしゃぐな馬鹿者。 ――それと、これは一時的な措置だ。 学園祭終了後は速やかに自室へ戻れ。 ……そういう訳だ有坂。 迷惑だろうが私の愚弟をよろしく頼む」
そう言って立ち上がり、頭を下げる織斑先生を見ると俺も慌てて――。
「わわっ、あ、頭をあげてください! ……わ、わかりましたから……」
流石に織斑先生が頭を下げると、嫌だとは言えないので了承をした。
……まあ学園祭終了迄だ、それまで我慢すれば大丈夫。
そう心に言い聞かせ、貞操
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ