スーパーロボット大戦OG外伝
0527話
[4/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
で魅力的に見えた。
そんな俺へとどこか咎めるような視線を向けたレモンは、説明を再開する。
「さて、次はニーズヘッグに搭載されている各種特殊システムのお披露目ね。まずは……」
チラリ、と技術班に目配せをするレモン。その目配せを受けた技術班の男はコンテナに取り付けられている制御スイッチを操作すると、次の瞬間ニーズヘッグが待機している床が回転して機体を後ろ向きにする。……準備がいいな。
そして目に入ってきたのは、ニーズヘッグの背後の部分だ。背中には推進装置が存在しているが、特に目を引くのはその形状だろう。背中に大きめのT-LINKフライトシステムが存在しており、それを覆うようにしてテスラ・ドライブが装着されている。また、そのテスラ・ドライブからは枝分かれするようにしてさらに2つの小型テスラ・ドライブが存在していた。簡単に言えば、大きめのT-LINKフライトシステムが1つに、それを覆うような形状の為にさらに一回り大きいテスラ・ドライブが。そしてその補助だろう小型のテスラ・ドライブ2つの合計4つの推進機関が装備されている。
「ニーズヘッグの背中に装備されている推進機関よ。テスラ・ドライブに関しては既に言うまでも無いわね。フィリオがコスト度外視で作った、アクセルのように物理攻撃を無効化するような人じゃないと命に関わる程の加速性能を含めて現在望みうる最高のスペックを持っているわ。そのテスラ・ドライブから枝分かれして伸びている場所にある2つは補助推進システムのテスラ・ドライブね。もっとも、この補助だけでも並のPTが装備しているテスラ・ドライブよりも性能は上なのだけど。そしてそのテスラ・ドライブが覆うようにして包み込んでいるのがT-LINKフライトシステム。名前で分かるでしょうけどアクセルの念動力を使った推進機関で、この2種類を組み合わせて融合、出力を二乗化したツイン・ドライブがニーズヘッグの推進機関よ。それとSRG系列、いわゆるグルンガスト系列の技術でもあるTGCジョイントの応用でT-LINKフレームに追加する形で関節部の負担を軽減しているわ。開発はつい最近シャドウミラーに加わった、彼ね」
レモンの視線を向けられたフィリオが、1歩前に出て笑みを浮かべつつ小さく頭を下げてからまだ元の位置へと戻る。その表情には誇らしい笑みが浮かんでいる。
まぁ、自分の開発したツイン・ドライブが日の目を見たんだからそれも当然か。
「さて、次に行きましょうか。次はさっきもちょっと口に出したけどヒュッケバインMK-Vに搭載されていたグラビコン・システム。そのままだとニーズヘッグに乗せるにはスペース的な問題があったから、動力炉と同様に私達シャドウミラー技術班で高性能、小型化をさせてもらったわ。元々ブラックホールエンジンと関係のあるシステムだから、そっちの技
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ