スーパーロボット大戦OG外伝
0527話
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たのよ」
まぁ、確かに。これで実は動力炉3つを入れられませんでしたなんて事になったら、今俺の目の前にあるニーズヘッグは何なんだってなるしな。
「ニーズヘッグに使われた動力炉3つのうちの1つ。これは今も話題に出たけど時流エンジンよ。時間の流れのある場所でならどこにでも存在する時粒子を動力源として動いている永久機関の動力炉。グロウセイヴァーに使われたものはその大きさの関係上機体に内蔵できなかったけど、研究を進めてより高性能、小型化に成功したわ。ただ、ニーズヘッグでの時流エンジンはあくまでも補助の動力炉といった形ですけどね。時流エンジンの性質上一定以上のエネルギーを生み出す事が出来無いという欠点は残ってるから、しょうがないと言えばしょうがないんだけど。けど、時粒子によるエネルギー変換効率は飛躍的に増しているのは事実だから……そうね、少なくてもニーズヘッグ以外の機体なら時流エンジンだけで十分永久機関として使えると思うわ。ニーズヘッグは基本的にビーム系の攻撃がメインでそっちも出力が高いから時流エンジンだけでは無理だけど」
個人的には永久機関というのは捨てがたい機能なのでシャドウミラー全機をこれに変えたい所なんだが、デュミナスのような奴等の存在を思えばそれも迂闊に出来ないんだよな。
そんな風に考えている間にもレモンの話は続く。
「続いてブラックホールエンジン。ニーズヘッグの通常時にはこれがメインの動力炉となるわ。ブラックホールの現象を動力炉として利用したエンジンで、時流エンジンと違って半永久機関、といった所かしら。OGs世界にあるマオ社から設計図や実機を入手して研究。こちらも時流エンジン同様に高性能、小型化する事に成功したわ。そして最後の動力炉。ニーズヘッグ最大の出力を誇るトロニウム・エンジン。米粒程の大きさしか無いのに、そこから取り出せるエネルギーは宇宙戦艦30隻分という破格の出力を誇るけど、その分コントロールするのが難しいの。けど、T-LINKシステムとのリンクレベルが高かったり、あるいはフルドライブ以上の出力時には出力が安定するという特徴を持っているわ。つまり、ニーズヘッグは起動してから暫くはブラックホールエンジンをメイン、トロニウム・エンジンをサブ。時流エンジンを補助として使用。そしてトロニウム・エンジンの出力が安定したらメインとサブが交換するというシステムになってる訳ね」
「……」
俺は3つの動力炉を使うのを知っていたが――アイディアを出したのが俺なんだが――それを知らない者達はレモンの説明を聞き、ただただ唖然とした表情をして声も出ない状態になっている。
だがレモンはそれを予想済みだったのだろう。再びコップを口へと運んで皆が多少なりとも我に返ったところで再び口を開いて説明を再開する。
「さて、動力炉については
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