第6章:女の決意・男の勘違い
第24話:本当は嫌だけどお金は必要だから
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
するまで、勇者シンと共に私達と同行する事が決まってるんだって。
だから用もないのに、一緒にリバーサイドへ帰ってきたのね……
エンドールで一家団欒してれば良いのにって、ちょっとだけ思っちゃったわ。
マーニャSIDE END
(気球)
リュカSIDE
気球と言うから、4.5人乗りの小さな熱気球を想像してたのだけど、実際出来上がったのを見たら、殆ど飛行船クラスだった。
大きいバルーンの下部に、馬車ごと乗り込めるようなデッキが付いており、大空へと羽ばたく事が出来る代物だった。
やっぱり空の旅は気持ちよく、デッキの縁に腰掛けギターを弾きながら歌います。
いきものがかりの『ブルーバード』です。
良いねぇ〜歌は! 染みるねぇ〜音楽は!
空だと敵襲がない為、誰も嫌な顔一つせず聞き入ってくれている。
やっぱり心底歌う事を許されるのは気分が良い。
何時もはシンやブライやライアンが、嫌な顔したりあからさまに舌打ちしたりするから……まぁ勿論、気にした事は皆無だけどね(笑)
でも、そんな態度を横目に見ながら“心の狭い奴等、四苦八苦していい気味だ!”と思ってたので、やっぱり敵襲がないのは面白くない。
俺が歌って、敵が来て、小うるさい連中が迷惑を被る……って流れが楽しかったね。
「みんな見て! 地上からじゃ解らなかったけど、あの険しい山々の向こうに、巨大な木が生えてるわ! きっとあそこが世界樹の木よ!」
この先の展開を知ってる唯一の人物が、俺の歌を邪魔して客の注目を奪い去る。
あいつ……長時間説教された事を根に持ってるな。
それとも、リューノに彼氏を奪われないように、今更良い娘路線に進路変更開始かな?
手遅れだろうに……俺の娘の中で、一番常識人なリューノ相手に、そんな対抗では間に合わない。
いっそポピーみたいに突き抜けちゃえば良いんだよ。
あの娘は常識を重々理解してながら、それでも突き抜けた言動をするのが病み付きになってるからね。
まぁ、あの娘みたいな生き方をするのは難しいか……
リュカSIDE END
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ