第3部:学祭2日目
第14話『唯誠(ゆいま)』
[17/17]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
いから……」
「でも……」
「あと少しなんだよ!マコちゃんと恋人でいられるのは!!」
唯が普段考えられないほどの大声を出す。
「トーンダウン、トーンダウン。ばれちまうよ、唯ちゃん」
誠が必死になだめた。
「ごめん……。でも、あたしの気持ちもわかって……」唯が潤んだ瞳で続ける。「あと少しで、全部諦めなくちゃいけないんだよ、マコちゃんのこと。
せめて最後にマコちゃんが……マコちゃんの思い出が欲しい。
あたしじゃ、西園寺さんや桂さんの足元にも及ばないかもしれないけど、後悔したくないの・・。
お願いだから……」
「唯ちゃん……」
誠は、自分の頬どころか身体全体が火照っていることに今気がついた。
そして、誠に体を預けている唯も同じように熱くなっていることに。
長い長い沈黙の後、誠の顔に唯の顔が近づいて……。
最終話へ、続く?
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ