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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第274話】
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た着信番号を見ると表情に陰りが落ち、そのまま制服のスカートのポケットに閉まった。
「……? 出なくていいのか?」
「……えぇ。 …………」
暫く鳴り続けるが、セシリアが出ないと解ると着信音が切れ、ホッと一息つくセシリア。
「……セシリア。 もし何か悩みがあるなら、いつでも俺に言いな。 力、貸すから」
そう俺が伝えると、嬉しそうな表情でセシリアは――。
「……はい♪ その時は、お力を御借りしますわね♪」
力強い言葉に、俺も頷くと休み時間終了のチャイムが鳴り――。
「ま、間に合ったぁ……。 はぁ……」
「ふむ、まさか御手洗いでも今朝の内容の話題で持ちきりとはな……」
慌てて教室に戻ってきたシャルとラウラは、席に着席した。
「職員室でも今朝の話題で持ちきりだったよ? ねぇみぃちゃん?」
「うん。 ……やっぱり、学園で二人の男の子の入部だからだよね……」
いつの間にか戻っていた美冬と未来は、シャルとラウラの二人と話始める。
……二学期に入り、席替えを行ったのだが見事に専用機持ちであるセシリア、シャル、ラウラ、美冬に未来と俺の席から近い場所である。
――と、そうこうしてると、山田先生が入ってきて。
「皆さーん、お喋りはそこまでですよ〜。 ――では、授業を始めますので教科書を開いてくださいねー」
そんな山田先生の言葉と共に、教科書を取り出すと二限目の授業が始まった――。
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