〜第1部『原作前』〜
第U章 イ・ウー
第007弾 「入学」
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2001年 12月 9歳
「さて、イ・ウ−に行こうか鋼也君」
「いや、どうやって?」
「そんなの、こうやってに決まっているだろう?」
シャ−ロックがそう言いながら右手を振るうと緋色の鏡の様な物が出現する。
「さあ、入りたまえ。その鏡はイ・ウ−につながっている」
「どこのワンダ−ランドだよ」
俺は軽口を叩きつつ、言われたとうりに鏡に入る。そうすると豪華な社長室の様な所にでた。
「ようこそ、イ・ウ−へ」
何故か俺が出た社長室の様な所には、シャ−ロックが座っていた。
「いや・・何で俺が入った鏡の先に、シャ−ロックがいんだよ」
「当り前だろう、僕はここのトップなのだから」
質問の答えになってね−し。まあ、もう面倒だから突っ込まんが。
「で、これからどうするんだ?」
「取り敢えず、君にはこの装備に着替えてもらうよ」
シャ−ロックはそう言うと何所からともなく、俺の武装と子供用の防弾制服・黒を取り出し渡してきた。
「さあ、着替えたまえ」
「九歳児の生着替え見たいとか、世界一の名探偵はショタコンなの?ねえ?」
「コロスヨ」
「あ、すんません」
シャ−ロックは子供の冗談に割とマジな殺気を送ってきた、やっぱりショタコンなの?
そんな、くだらないことを言いながら、シャ−ロックに渡された装備に着替えた。
「さ、着替え終わったぞ」
「では、これを渡そう」
そう言うとシャ−ロックは、また何所からともなく何かを取り出し渡してきた。
俺はそれを受け取り開けてみる、そこにはなぜか指輪が入っていた。
「シャ−ロック、流石にナイワ−」
「念の為に言っておくが、それはイ・ウ−のスク−ルリングだよ、勘違いしない様に」
「はいはい、分かったから」
「はぁ・・分かったならいいが。さて、君にはこれから実力テストを受けてもらう」
「夜遅いし、明日にしようぜ」
「却下だよ」
シャ−ロックはそう言うと立ち上がり俺の首根っこをつかみ、戦闘演習場の様な所に連れてきた。
「すまないね、ジャンヌ君待たせてしまって」
「いえ、問題ありません教授、それで彼が新人ですか?」
「ああ、ではテストを頼むよ」
「はい、教授。行くぞ、新人」
「はいよ」
俺は、ジャンヌの言葉に適当な返事をし演習場の中央に向かった。
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