スーパーロボット大戦OG外伝
0526話
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
目の前には見渡す限りの荒れ地が広がっている。ここは魔法球の中でも中心地点にある、別荘付きの無人島を取り込んだ場所の外側。視界の範囲内に広がっているのは一面の荒野だ。そしてそこにいるのは、シャドウミラーの幹部一行。即ち、俺、コーネリア、ムウ、イザーク、ムラタ、オウカ、スレイ、エキドナ。そして実働班ではない人物としてはエザリアの姿もある。……エヴァやフェイトも一応招待したのだが、エヴァは科学には興味が無いと言い、フェイトはブルーマーズ計画で忙しい為に欠席となった。
そう、何故ここまでシャドウミラーのメンバーがこの魔法球の中に揃っているのか。そしていつもの居住区画にある体育館や、魔法球の中にある別荘、研究室といった場所ではなく、この荒野にいるのか。
そして何よりも、何故シャドウミラーの半分以上を占める技術班の姿が無いのか。その答えは……
「アクセル、来たようだぞ」
俺の隣にいるコーネリアが、どこか楽しげな声を響かせながらそう話し掛けてくる。
コーネリアの声を聞き耳を澄ませると、確かに何かが動いてこちらへと近付いてくる音が周囲へと響いている。
そしてやがて別荘の方から81式PTキャリアが姿を現す。
当然『何か』が入っているだろうコンテナを牽引しており、そのままゆっくりと安全運転をしながら81式PTキャリアは俺達の前で止まる。
そして運転していた量産型Wが操縦席でなにやら操作をするとコンテナの側面が開いていく。
周囲の者達がざわめく中、そこにあったのはシートを被った15m程の何か。
……そう、ここまで来れば今日ここで何が起きるのかは言うまでも無いだろう。外の1時間が内部で48時間となる魔法球の中で、さらにはエヴァの手により魔法球を使用している者は疑似的な不老にすらなる。そんな手間暇を掛け、OGs世界の中でも最高の技術力を持っていると俺が言い切れる程のシャドウミラーの技術班。そしてさらにはこれまでシャドウミラーでは研究されていなかったり、対象が稀少すぎて手を出せなかったブラックホールエンジンやトロニウム・エンジン。あるいはOGs世界でも最高クラスの性能を誇るヒュッケバインMK-V。さらにはハロウィン・プランのデータやグラビトン・ランチャー。そして他の世界の技術と融合して、まさにシャドウミラーのみのオリジナル技術であるT-LINKフレーム、SEED世界のNジャマーを改良して作りあげたNジャマーU。ファンタジーそのままの存在である魔法を使う為のグレートグランドマスターキーを新型機体に組み込んだ魔法科学。その他にも数え上げれば切りがない程に最新の技術や、これまで使用してきた技術にしてもより高性能・小型化をしたまさにシャドウミラー技術班の総力を結集して作りあげた機体。俺の為だけに一から設計されたまさにオンリーワン。その機体のお披露
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ