スーパーロボット大戦OG外伝
0526話
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目の場なのだ。
「皆、よく集まってくれたわね。技術班を率いる者として嬉しく思うわ」
コンテナの裏から、いつものように露出の激しい改造軍服の上に白衣という異様な色気を感じさせる格好をしたレモンが姿を現す。
そしてその後ろからはマリュー、フィリオ、葉加瀬。
「……葉加瀬?」
俺の視線を受け、してやったりとした笑みを浮かべる葉加瀬。
学校をサボってこっちに顔を出したな。
まぁ、自分の研究の成果が発表されるのに顔を出せないとなると確かに科学者としては無念だろうし、ある意味ではしょうがないか。
取りあえず今日は見逃すか。それにこの中で48時間でも外では1時間だ。サボるにしても1〜2時間といったところだろうしな。
そんな風に考えている間にもレモンの言葉は続く。
「今日ここに集まって貰った理由は既に知ってると思うけど、私達シャドウミラーのフラッグシップでもあるアクセルの機体をお披露目する為よ。……アクセル、前に」
レモンに促され、前へと出ると機体に掛かっているシートから伸びている紐を手渡される。……そう言えばグロウセイヴァーが完成した時もこういう風に除幕式っぽいのをやったな。
「さ、紐を引っ張って。貴男の為に作られた、貴男の為だけの機体よ」
周囲にいる他のメンバーからの強い視線を受け、小さく喉を鳴らしながら……一気に紐を引っ張ってシートを取り去る。
『おおおおおお』
姿を現した機体を見て周囲から上がるどよめき。
「随分と小さい機体だな。俺が乗ってるエルアインスが19m程でMSよりも幾分か小さいが、それと比べても尚小さい」
「そうだな。だが、小さい=弱い訳じゃないだろう? むしろ同一性能で考えた場合は小さい方がより高い技術が必要になる。……それに、あのレモンやマリュー達だぞ? 自分の恋人が乗る機体に手を抜いたりすると思うか?」
「確かに」
イザークの言葉にムウが突っ込んでいるのを聞きながら、俺もまた視線を新型機の方へと向ける。
まず一番最初に目に付くのは当然と言うべきか、やはりその肩の部分から伸びている6枚の赤いバインダーであるヒュドラだろう。肩を中心にして斜め前、横、斜め後ろと両肩から計6枚が伸びており、その内側にはそれぞれ武器が内蔵されている。
基本的に機体全体が薄い赤で構成されているのは……まぁ、T-LINKフレームのPS装甲の効果が出てないからなんだろう。ストライクもPS装甲を使用するまでは灰色一色だった訳だし。それが俺の新型機の場合は薄い赤な訳だ。
……同じT-LINKフレームで構成されているのに、何でヒュドラの方が鮮やかな赤になっているのかの理由は分からないが。腹部には以前聞かされたように拡散ビーム砲が内蔵されているのが特徴的だ。いや、以前聞い
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