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とある科学の煉獄魔王
一部
第2話

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俺はスキルアウトのしたっぱ共、約30人を全員を気絶させ、下部組織に回収させた。

そして今は敵アジトの目の前にいる。

廃ビルの一室にリーダーが立て籠っているらしい。

ここに来るまでいくつかバリケードがあったが炎剣で焼き斬ってやった。

最後のバリケードを焼き斬り、中に侵入するとリーダーらしき男と側近が二人いた。

「あんたがリーダーで間違いないな?」

社長椅子でふんぞり返っている男に質問した。

「ああ、そうだ。そうゆうお前は第2位か?」

「そのとおりだが、それがどうした?」

追い詰められているはずなのにリーダーの男は余裕の表情を浮かべている。

なんだ…? 俺のに勝てる見込みでもあんのか?

俺は相手の表情を見て、様子をうかがうことにした。

「いくらレベル5でも拳銃の弾は避けれーだろ」

そう言って敵三人は拳銃を懐から取り出した。

「レベル5を倒したとなりゃ俺らの名も上がるってもんよ」

敵はどや顔で拳銃をこちらに向けている。

こいつらバカだな。そんなもんでレベル5を倒せりゃ皆苦労してねーよ。

俺はため息をついて炎剣を創り出した。

「それじゃー拳銃は防げないぜ?」

なんかまたほざいてたが無視して側近の一人に突っ込んだ。

突っ込むと同時に撃ってきたが俺に触れた途端に溶けて消えた。もちろんダメージなんてない。

相手が驚いている隙に側近二人の首を跳ねてやった。

リーダーの男は腰を抜かしながらも俺を撃ち続けていたがついに弾切れのようだ。

「何で効かないんだよ!?」

「バカかテメーは?今から死ぬやつに言っても意味ねーだろ」

そう言って俺は男の首を跳ねた。

任務通り主犯格は殺したし、後は報告するだけだと思っていたら、予想外のものが目に止まった。

それは目隠しをされ、両手両足を縛られた少女だった。

やつらの仲間か? いや違うな。 仲間ならさっきの戦闘に参加させていたはずだ

警戒しながら俺はとりあえず少女の目隠しを解いた。

おいおい、マジかよ。 こりゃひでーな

その少女の瞳には光がなく、この世のすべてに絶望しきった目をしていたからだ。

「おい、大丈夫か? 意識はあるか?」

声をかけてもまるで反応がない、だが息はあるようだ。

俺は携帯を取り出し所属する組織に連絡した。

「任務は終わった。だが、よくわからん少女を見つけた。 とりあえず下部組織に冥土帰しのところに運ばせろ。 ただし全員女にしろ、男がいたらそいつは焼き殺す」

そう言って電話を切り、廃ビルを後にした。

この少女との出会いが彼の世界を少しずつ変えていく。

その事はまだ誰も知らない




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