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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
《ラストストーリー》もしもこんな人生を歩めたら・・・それって結構面白いんじゃね?
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「はい1、2。1、2。1、2」
「いち、にっ!いち・・・わわっ!?」
「おっと、大丈夫ですか?”フェリシア”」
「うん・・・リニスが助けてくれたから」

フェリシア・テスタロッサ・・・驚いたことに、あの残滓の私その人だ。あの後肉体が崩壊したものの何故か魂がその場に残留しており、その魂をお母さんが持って帰って・・・「アリシア」の肉体に入れてしまった。やはりお母さんもお母さんなりにもう一人の私を他人とは思えなかったんだろう。
アリシアの肉体は”プロジェクトF”・・・私を生んだプロジェクトのデータを基に調整が行われ、今は上手く動かない体を慣らして日常生活を行える段階になるため訓練中だ。

「あの計画が人を救うなんて、皮肉もいいところね・・・」
「いいじゃないですか。人に害を為すよりは何十倍も素敵なことだと思いますよ?」

名前はフェイトとアリシアを混ぜたた安直なものだが、当のフェリシアはこの名前を気に入っているようだ。フェイトであった自分と、アリシアの身体を借りて再び生きた自分。2つとも大事だから、と言っていたのが印象に残っている。
フェリシアは、もう一度生きてみるそうだ。悔いは無いけれど、それでも生きてみたいと思えたって私に言ってくれた。これからも越えなければならない課題は多くあるが、フェリシアなら大丈夫だろう。だって私たちが付いてるもんね!!





「す、師叔(スース)が・・・弟子、ですか・・・?」
「そうなんですよ教主様!突然連れてきて、直々に師事すると・・・」
「・・・今日、仙人界は滅亡するのかもしれない」

苗ちゃんは最近学校を分身に任せて「仙人界」という世界であの剣・・・四宝剣だったっけ?とにかくそれを使いこなす修行をしているらしい。詳しい事は秘密なので教えてくれないが、ぽんずちゃんが一度死んでしまった一件を相当気にしていたらしい。今はタイコウボウさんと言う人に教わっているらしいが・・・

「調べれば調べるほど不思議な肉体だのう・・・肉体年齢は停止せぬのに魂は仙人のそれに相違ない。人として死ぬことを定められておるようだ・・・」
「呂望おにいちゃーん!!瞑想24時間終わったよー!」
「なーお」
「む、そうか。では次の修行に移るとするか」
「お、お師匠(っしょー)さん!!僕もご一緒していいですか!?」
「むぅ・・・まあ良いじゃろう。と言ってもお前は既に燃燈に大方の事は教わっておろうがな」
(ご主人様が壊れてしまったッス・・・昔はあんな真面目な人じゃなかったのに!)
「・・・スープー、お主わしの事を何だと思っておる?」


「・・・ってな感じでさ。スースったら昔はとんでもない怠け者だったらしいのよ!」
「へぇ・・・そりゃぜひとも怠惰の極意を教えて貰いてーな。一応
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