三章
新たな恋人×模擬演習
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ともこれに懲りたら、少しは兵の動かし方を勉強せよ。いつまでも一騎駆けの武者では、出世はできんぞ?そ、それよりお前らその顔、何とかならんか?正直ふふふははははは!」
久遠はとうとう笑い出してしまった。三人共?になるが、俺が鏡を見せると途端に和奏と犬子は赤くなる。壬月に関してはあまり動揺はしていなかった。あとさっき久遠が言った「おけぃ」とは、織田信長の口癖その2。「捨ておけ」「気にするな」「まあ良いんじゃない?」と意味がたくさんある言葉。
「そういえば白組は中々良い働きであった。麦穂。大義」
「恐れ入りましてございます。・・・・しかし今回のお手柄は私ではなく一真様でございましょう」
「まあそうだな。これで我々の力とやらを見せた訳だ。狙撃距離から近距離での反応に、俺の作戦通りに動いてくれた麦穂達丹羽衆、一真隊、滝川衆の連携があったこそ勝利出来た事だ。それに一真隊についてはひよやころ、それに詩乃の考えによって動けたからだ」
「そうか。それにしても白組本陣より後方から狙い撃つとはな。それと詩乃よ、これからも一真のために今後も力になってくれ」
「御意。久遠様、一真様にはもっと凄い事がありました。空からゆっくりと舞い降りてきたのです。早朝に」
「何?それは本当か。一真、それはどういう事だ?翼がある事は知っているが・・・・」
「まあ説明より見せた方が早いな。と、その前にいつまでもここにいると尾張に帰る頃には夜になるのでは?」
「うむ。それは後で見せてもらう事にしよう。では皆の者、演習大義であった。今後も存分に励め!」
「「「ははーっ!」」」
こうして演習は終わった。今回墨俣の地で演習をやりながら、周辺に草を放ってたようだ。草=スパイな。結局のところ動きは全くなかったそうだが、稲葉山城がある限り安心だと思っているのか?一番は被害を最小限に、抑えての戦にはしたいと思うけどね。主に味方側だけど。
尾張に帰る前に、俺達ブラック・シャーク隊は一真隊とは別れての行動をした。墨俣付近にいた十五名と白組本陣より後方にいた狙撃班と合流してからトレミーに戻った。が、まだやり足りなかったので、じゃあ皆でスカイダイビングするかと言ったら、全員賛成と言ってパラシュートを用意させた。トレミーのカタパルトデッキから降りた二十名+俺は落下しながらも、皆自由なスタイルで落ちていき開く高度になってから開いて着地した。墨俣だったけど、そこは気にしないでおいてからまた空間切断でトレミーに戻った俺ら。俺は一真隊がいる付近に降り立ち、隊の所に戻った。
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