三章
新たな恋人×模擬演習
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上がったという婚約指輪をつけた。そして俺はトレミーのブリーフィングルームで呼び出した野郎共と、今からやる模擬演習の事について話した。こちらはアサルトライフルを準備していたが、狙撃銃の距離がどの位かを久遠からのオーダーを聞いた野郎共二十人から五人選んでスナイパーライフルを持たせた。この五人は最大2〜3kまで狙撃できる精鋭共だ。とりあえずまだ場所がどの辺りかは分からないので、俺が呼んだら出てくるようにと、格納庫で待機せよと命令をしておいた。で、今は長屋にいるひよ達の所へ向かった。
「ただいまー」
「お帰りなさーい!」
「お帰りなさい、お頭。久遠様の用って、結局何だったんです?」
「んー・・・・そうだな。結菜が俺の新たな恋人なったと言えばいいのかな」
「恋人ですか、すると一真様の妻は誰になるのです?正室は久遠様ですか」
あ、そういえば詩乃は知らなかったな。俺に妻がいる事を説明する余裕がなかったんだった。
「いや、久遠も結菜も愛妾さ。妻はもういるからな」
「するともう既にご結婚されてたという事ですか!?」
「まあそうなるよな。ついでにさっき俺の妻と顔合わせをしてきた」
どんな人何です、っと三人から質問してきたので俺はケータイにて俺・奏・優斗の画像を三人に見せた。「うわー凄い美人さんではありませんかー」とか言ってたが、まあいいとしてケータイをしまってから演習について話をした。詩乃からお引越しするのですかと聞かれたがしないと言った。ここを離れるのは惜しいからな。
「では皆が安心した所で、お昼からの演習についてですが、どのような形で?」
「ああ。俺達は白組で、大将は麦穂。同じ組には雛もいるし、黒鮫隊を出撃許可も出させた」
「雛というのは、滝川殿という認識でよろしいでしょうか?」
「ああそうだ。雛は、甲賀出身だから小部隊での戦闘を得意とするだろう」
「つまり、一真隊と連携が取りやすいって事ですね」
「その通りです。一真隊は、お頭である一真様と足軽を纏めるお二人の性質がにじみ出た、正統派とは言い難い特殊な部隊。ですので赤組の中心である柴田様、佐々殿、前田殿のような、武士として正々堂々力で相手を押し潰すというような戦いには向いていません。対して白組は、攻守共々、良くお働きになる丹羽殿が大将を務め、朋輩には変幻自在な足軽運用が得意な滝川殿がいらっしゃる。それと一真様専用特殊部隊の黒鮫隊もいる」
「和奏と犬子についてはこちらが任された。ちょうど狙撃銃の距離を見せる事ができるからな。あとは母衣衆だけど、そちらは一真隊の足軽と雛の滝川衆で任してもいいと思うし」
「お頭は何か良い案があるという事ですか?」
まあな、と言ってから俺達は一真隊を率いて墨俣近辺に来た。白組の後方には
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