二章 幕間劇
織田家中への挨拶
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と思っての事。ちなみに俺はこれでも軍人だからシャツの中には防弾防刃のチョッキを着ている。あとズボンにはヒップホルスターを付けて拳銃を収める。普段左手で使うので、ホルスターは左にしてある。あと特殊伸縮警棒で、出す時は一気に長くなるが収納する時は短くしている。これは本来は警察官や警備員が持つ奴で、たまに素手で戦う時があるから一応持っている。得物は空間に入れてるから心配いらないし、黒鐵を使う時はもっと先の事だろう。
「一真様、着替え終えましたか?」
「ああ、着替えたからちょいと待ってな」
と言いながらケータイ曰くガラケとスマホをショルダーバッグに入れてから、障子を開けた。そこに待ってた詩乃を連れて、朝食を食った。うむ、今日はころが作ってくれたからうまいな。食い終わったら、歯磨きをした。空間から歯磨きセットを出してから歯を磨いてから井戸に汲んであった水をコップに移してからうがいした。ひよ達は、俺が使っていた歯磨き粉のチューブを気にしていたがまあいいか。この時代にとっては珍しい事だし。で、今は城下町を歩きながら城に向かっていた。
「清州は慣れたかな?」
「・・・・少しは」
「そうか、まあゆっくりと馴染むといい。俺も最初はそうだったからな」
「そうですか。久遠様は今までお出かけだったのですか?」
「いや、ずっと城にいたけど。まあ面会が遅れたのはさ、詩乃が清州に慣れてからだったからじゃないかと俺は思う」
と言ったら、黙ってしまったのでまあいいかと思って城に向かった。城に入って出会ったのは、いつもの三バいや三若に会った。
「お、一真。最近よく見るな。その格好は初めて見るけど」
「まあな・・・・最近忙しかったけど。この服装は俺の普段着だ、ずっとあれだと戦闘態勢になってしまうけどな」
「一真様、この子はー?」
と詩乃に向かって言ったら、驚いたのか俺の背に隠れてしまった。
「あ、隠れちゃったー」
「犬子、怖がらせない」
「べ、別に怖がらせて何かないですよっ!」
「犬子、ひどいな」
「いじめっこだー」
「ひどくないですー!いじめっこでもないですー!」
はあー、正直この三人が騒いでたら誰でも頭抱えると思う。なのでとりあえずハリセン一発叩いてから俺から自己紹介させた。
「この子の名は竹中半兵衛重治。通称は詩乃だ」
「おおーっ!竹中半兵衛って、あの竹中半兵衛か!」
「馬鹿者、大声で言うバカがいるか」
と言って和奏にもう一発ハリセンで叩いた。まあ軽くだけどな、はー、早くこのハリセンで畏怖させてーとか思っていたけど。
「竹中半兵衛ってあれだよねー。新加納の・・・・」
ああ、新加納の戦の事か。満を持して清州を出発し、美濃に攻め入った信長いや
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