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64:決戦
『聖王のゆりかご』突入から暫し…なのはの消費を抑える為、良彦とヴィータが中心になり、T型V型の混合部隊を打ち倒していく。
良彦が前に出て、ある程度の数を纏めて『風鎖』でバインド、そこをヴィータがシュワルベフリーゲンで破壊。
二人揃って走りこんでV型の下に潜り込んで、下方からアイゼンでの打撃、もしくは良彦の風拳・一刃での斬撃で破壊される。
なのはもディバインシューターを放ち援護してくれる。
「しっかし、結構多かったな此処まで」
一旦ガジェットが途切れ一息つく良彦。
「まったくだ、何処から湧いて来るんだこいつら」
ヒュンッとアイゼンを担ぎなおしヴィータ。
「二人とも飛ばしてたけど、大丈夫なの?」
心配そうななのは。
「これくれーなら問題ねーな、日々の積み重ねがあらーな」
「あたしも良彦と一緒に体力つくりやら、魔力の限界使用やら、やってるしな」
それを軽く吹き飛ばすように、良彦とヴィータが答える。
「あはは、そんなトレーニングしてたんだ」
「まぁ、騎士たるもの、己の武に対してこだわるなら、最後には魔力が無くても戦える位の力が無いとな」
「とはいえ、できればその最後に行くまでの時間は長くしてーかんな」
なのはに、再び良彦とヴィータが答え…外部、シャーリーからの連絡。
『内部構造が判明、駆動炉の場所と、ヴィヴィオがいる場所を示します、そのほかはジャミングなんかが酷くて細かくは判りませんでした』
ウィンドウの半分にゆりかごの内部構造が表示され、駆動炉とヴィヴィオのいる…どうやら聖王の間と言う場所…が示される。
「ふむ、んじゃ…ヴィータ、頼む」
「あいよ、なのは周囲警戒だ」
「あ、え、うんわかった」
ふっと目を瞑る良彦に、当たり前のように辺りを警戒し始めるヴィータ、なのはもそれに続く。
「セプト、『凪』探知モードで、できる限り大きくするぞ、AMFにまけねーようにな」
『うむ。心得ておる』
目を瞑っている良彦から、緩やかな風の流れが辺りを満たしていく、普段より展開速度が速い感じがする。
風は広がり、そしてそれに当たるものを良彦に教えて行く。
「駆動炉のほうは、ガジェットばっかだなかなり多めだ…ヴィヴィオの方は、ガジェットと多分これ戦闘機人かな、人型が一人」
『確かにおるな…む、これは…」
「…風が途切れるな、AMFが更に濃いのか、ってことは…此処にも何かあるな、こりゃ」
そういうと、ゆっくりと風は収まり目を開く良彦。
「さて、どうする?」
「駆動炉はあたしがいく、破壊と粉砕、それがアイゼンの得意技だ」
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