九対一
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少し話しただけで変な薬打ち込もうとしてくるし・・・・・」
部下E「そのうえ、実験台にならなかったら『絶対賛成派になってやる!』ですもんね」
部下F「よく耐えましたよ・・・・」
男性SP数名の証言
男性SP(以後省略)1「気弱過ぎだろあのオッサン!」
2「あんなんで外資系会社の社長だもんな」
1「ぺこぺこ総帥に頭下げてて・・・・総帥の腰巾着ってとこだな」
2「総帥の言うことに反するなんて有り得ない!って、感じだったな」
1「思い出しただけでも腹が立つ!」
女性SP数名の証言
女性SP(以後省略)1「マシンガントークで何言ってんのか全然分かんなかったわ」
2「熱血!闘牛の絵!を書いたらああなるわよ・・・」
1「報道会社の社長のクセして流されすぎなのよ・・・・
死神は許すまじ!神条家こそこの世の真理!って何の宗教よ・・・・」
2「賛成派ってことだけしか分からないわよ」
SP夫婦の証言
夫「声が小さすぎて全く分からん・・・」
妻「そもそも洋服会社って社長と言えども接客業でしょ?
あんなんじゃ口の半径5mm以内でも声なんか聞こえやしないわよ・・・・・」
夫「とりあえず聞き取った言葉がひとつだけ・・・・」
妻「『賛成』・・・ね。その言葉だけはっきり聞こえたわ」
「結局私が掛け合うしかないみたいですね・・・・」
「すみません明さん・・・・」
宏助としては本当に申し訳ないばかりである。
二日間かけて七名全員賛成派(微妙)から鞍替えしそうにないのだから。
「まぁ、なんとなく分かってたんですけどね・・・・・。
それだけ父の影響力が凄いと言うことでしょう・・・・。
つまり裏を返せば父を説得すれば結果は変わります・・・・」
「お願いします」
こうなったら明が最後の頼みの綱だ。
「暗もいますし・・・こんなとき位味方してくれるでしょう・・・・。
十時から重要会議で、明日の八時から父と対談できます、今日はもう寝ましょう」
「そうですね」
そして明に希望を託した全員。
しかし、明日の八時に対談した後、十時に明は重要会議に出席できなかった。
総帥が「明は体調を崩して出席出来なかった」と言ったからだ。
そして、明のいない重要会議がはじまり、
明の父に託した反対の一票以外は全て賛成に票を投じた残り九人。
つまり。総帥の語った案は可決した。
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