六魔将軍現る!
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の人影が現れた。
「誰か出てくる・・・」
「ウェンディとココロは隠れて!」
「ルー、2人を頼んだぞ!」
「オッケー!」
それを見たアランは2人を近くの岩の陰へと隠れさせ、アルカはルーに2人の守りを任せる。
その間にも煙は晴れ、そこから姿を現したのは――――6人。
「!」
空間に、緊張が走った。
「六魔将軍!」
そこにいたのは、連合軍の討伐対象闇ギルド。
6人全員集合している、六魔将軍だ。
「うじどもが、群がりおって」
司令塔であるブレインは鬱陶しそうに呟く。
続くように、エンジェルが口を開いた。
「君達の考えはお見通しだゾ」
「ジュラと一夜、ティアもやっつけたぞ」
「どーだ」
それを聞いた瞬間、緊張と共に驚愕が走る。
「何!?」
「バカな!」
「有り得ん!」
連合軍の中でも5本の指に入るであろう実力者3人が誰よりも早くやられたと知り、リオンとレン、ヴィーテルシアが叫ぶ。
「動揺しているな?聴こえるぞ」
「仕事は速ェ方がいい。それにはアンタ等・・・邪魔なんだよ」
コブラが口角を吊り上げ、レーサーが淡々と言い放つ。
「お金は人を強くするデスネ。いい事を教えましょう。『世の中は金が全・・・」
「お前は黙ってろ、ホットアイ」
ホットアイが何か言おうとするが、遮られる。
「何か眠ってる人いるんですけど・・・」
宙に浮いている絨毯に乗り、ぐーぐーと寝息を立てているミッドナイトを見て呆れたように呟くルーシィ。
「まさかそっちから現れるとはな」
鋭い目つきでエルザがそう言った瞬間―――――――
「探す手間が省けたぜーーーーーーーっ!」
「!」
ナツとグレイが飛び出して行った。
それを見たブレインは全く慌てず、左手を横に伸ばす。
「やれ」
その一言で、レーサーが目にも止まらないスピードで飛び出す。
そして、一瞬にして2人の背後に現れた。
慌てて振り返った、瞬間。
「モォタァ!」
「ぐああっ!」
「うあっ!」
目にも止まらぬスピードでレーサーは回転し、ナツとグレイは吹き飛ばされた。
「「ナツ!グレイ!」」
ルーシィが叫ぶが・・・何故か声が2重になる。
「ん?」
「え?」
ふと右を見てみると、隣で金髪が揺れた。
茶色がかった目に頭の右側で結えた金髪。
鏡に映したかのように同じ顔の人間が目の前にいた。
つまり、ルーシィの目の前にルーシィがいる。
「ばーか!」
「な・・・何コレェ!?あたしが・・・え?ええ!?」
「クス」
突如目の前に現れた偽物ルーシィに鞭でビシビシと引っ叩かれるルーシィ。
それを見たエンジ
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